Kindle Unlimitedで3巻まで読みすすめて思ったことは飽きてきたということだ。
飽きるか飽きないかの境を行ったりきたりしていて1巻2巻3巻と読むがやっぱり飽きてしまった。この続きがみたいと購入したいほどの気持ちにはならなかった。そういうマンガと知れるだけでもKindle Unlimited で読んでよかったと思う。
僕は山登りという時点で面白くなさそうだと思ってしまう。マンガで出てくる開発室B 岡島が山登りに疲れるのを見てとても共感した。
山登りを好きじゃない人が読んで楽しめる何かがあるのかと思いながら読んではいたがやっぱり山登りに共感できるところが少なかった。
色々なトリックがあれば山登りも面白く見えてきたかもしれないが、そういうわけではない。
何がそんなに面白くなかったのか。
犯人が最後までわからず殺人がたくさん起こるのはサスペンス、サスペンスホラーなどでもよくあるが面白い作品はやっぱり衝撃が走るほど面白い。
例えば映画でハッピーデスデイは犯人が最後までわからず、何度も主人公が死にループするという設定だけど飽きずに見ることができた。おそらく学園もので親近感がありかわいい主人公というのもあって見るだけで楽しめる部分もあり、マンネリ化しそうな犯人探しもテンポがよく新しい出来事が次々に起きて面白いのだ。
漫画でも「血の轍(わだち)」というのは母親の謎がわからず、どんどん恐怖に落とし込んでくるけど毎回予想を超えた出来事が起きるのだ。まず尋常じゃない出来事がありきたり感を感じさせずどんどん読み手を惹き込んでくるんだと思う。映画のアガサクリスティなんかも内容が面白くなくて装飾品にお金をかけて豪華な映画ではあるけど眠かったし、でも主人公が可愛くて、犯人が意外な人物だったこともあって最終的には面白かった。
一方、モンキーピークは個人的には山登りが好きじゃないので面白くないイメージがあるのと、かわいい人が出てこないので見るだけで楽しめるというのが少ない。
サスペンス、ミステリーと言えば東野圭吾の小説は好きで予想を超えたトリックが面白い。
予想を超えたというのは飽きない要素なのは言うまでもないがモンキーピークは予想を超えないありがちな展開が3巻までに多かったんだと僕は思った。
かわいい人がいないというだけでなく全体のキャラもあまり好みでないというのがあるのかもしれない。かわいいやかっこいい人がいなくても面白いマンガはたくさんある。「血の轍」や「来世は他人がいい」の絵は好みではないが面白い。他には「ママはテンパリスト」も内容が面白い。
絵や文字は感情を表現するツールと考えたとき、どちらの本も絵で面白くなるように感情表現できているように思う。絵だけでなく伝えるメッセージ、言葉での感情表現は面白い部分がある。頭で考えて楽しめるという点では共通しているのではないかと思う。
モンキーピークは頭で考えて楽しむというより犯人が内輪にいるんじゃないかとか、猿が弓を使ってくるという意外性もあり展開を楽しめはするが見るだけで楽しめるという点ではあまり楽しめない。個人的には見るだけでも楽しめるのは、はっきりかわいい人やかっこいい物があったり、はっきり変な人がいたりキャラがたっていなくても背景だけでも見て惹き込まれるかどうかというのがあると思う。モンキーピークは個人的にはキャラも微妙で背景の描き込みはあるものの物足りなかったのだ。
いやいやモンキーピークは背景だって綺麗に細かく描き込まれているという人もいるかもしれない。でもただ描き込むだけじゃ見るだけという点で面白くないのだ。それだと実写と変わらない。「見てすごいなぁ」と思うものに綺麗な背景を描くだけでなくそこに創造力がないと「すごい」とならないんじゃないかと思う。現実よりすごみを出すのが創造力だと思うが実写っぽいだけでとなんか違うなぁとなるのだ。
モンキーピークって猿なのにナマハゲみたいで猿とするのが無理があって突然、弓を使い出すのも猿っぽくなくて考え出すと「う~ん」ってなるんだよなぁ。