【感想・ネタバレ】サイバー・ゴースト・セキュリティー ゴーストバスーターズがヘルレイザーに会ったような映画

3.5

英題はNekrotronic. ネクロマンサーとエレクトロニックの造語だと思う。

ネクロマンサーの子供が主人公でインターネット上にいる悪魔と対決していく話。
好き嫌いはわかれると思うが好きな人はかなり好きなんじゃないかと思う。
悪魔を倒すネクロマンサーたちがゴーストバスターズのような武器をもって戦うのだ。サイバー空間というのもどことなく攻殻機動隊やマトリックスとまではいかないがマンガっぽくて面白い。個人的にはゴーストバスターズがヘルレイザーにあっちゃったような映画。そこにアイアンマンも加わる感じ。それかゴーストバスターズがショーン・オブ・ザ・デッドにあっちゃったような映画。ちょっとギャグ的な要素もあって普通に面白かった。

何世紀も悪魔と戦ってきたネクロマンサー同士のカーストがあるようで今回のボスである主人公の母親は悪魔側に亡命し女王となった元ネクロマンサー。世界中のインターネットを兵器に変換するハイテクを見つけ出しサタンによって設計されたポケモンGoのようなゲームで人から魂を吸い出すのだ。ポケモンGoのように人気なようで人類は魂を抜かれ絶滅する可能性がある。

出典:IMDb

↓女優のモニカ・ベルッチ演じる女王フィネガン 1964年9月30日生まれで60歳近いようには見えない

出典:IMDb

主人公はさえないブルーカラーの従業員だったのにすぐに特別な力があることがわかる。このあたりはすぐに分かりすぎて残念だった。どこかのヒーローが着るパワードスーツみたな服に身を包み戦うんだけど、まぁ嫌いじゃないけどありきたりすぎるちょっとアイアンマンっぽい 笑

出典:IMDb

びっくりしたのがサイバー空間に入りこみ追われてまた現実の体に戻ろうとしたときなかなか戻れなかったので主人公が助けようと力を加えると頭がふっとんでしまったことだ。
いきなり仲間の顔がふっとんでしまったからびっくりした。普通仲間が仲間の顔をふっとばすとかない。けっこう血が吹き出ていてそれもびっくり。ネクロマンサーが首を切られた後の見せ方とかB級感あってエグさもある。

面白いのが3Dプリンターみたいな方法でキューブと取り込んだ人間や悪魔のデータ(魂)を現実の空間に作り出すことができるということ。ゲームのような話を映画で見るとなかなか面白い。悪魔召喚とかゲームっぽい。スマホで中毒になる人が多い世の中でスマホばかりしていたらこの映画みたいに魂抜かれるぞ!と冗談でも言えそうでちょっと楽しいかも 笑
サタンあらわれっぞ!

ハリウッド映画っぽく見えないところもまたいい。
悪魔がでたりゴーストバスターやマトリックスみたいなところも面白いが、映画で目立つのが女王役モニカ・ベルッチだと思う。悪役なのに少しコミカルなところも面白いし、女王っぽさもでていてそれがモニカ・ベルッチの魅力を高めていると思う。60歳近い女性を綺麗に見せているのが興味深かった。本人が綺麗というのもあるけど60歳近くてもこんなに綺麗な人いるんだとびっくりした。
モニカ・ベルッチはマトリックス・レボリューションやマトリックス・リロードなどに出てきている。

出典:IMDb

サタンモードになった女王

出典:IMDb

モニカ・ベルッチのたぶん若いときの写真。めっちゃ綺麗。悪魔のボスキャラを演じるとかたぶんモニカファンには嬉しいんじゃないかなーって思う。僕はこの女優には注目してなかったけどかなり人気なようだ。


出典:IMDb

マトリックス・レボリューションのときモニカ

気になったのが題名のサイバーゴーストセキュリティだ。
ネクロトロニックのほうがかっこいいと思うんだけど、サイバー・ゴースト・セキュリティだとなんか違う感がある。

「ネットのトラブル、退治します」っていうのもなんか違うなぁーっておもっちゃった。
ネットトラブル安心センターみたいなダサさがある 笑

Evil gets Rebootedは「悪魔を再起動させる」ということである。3Dプリンターのようなもので悪魔を再起動させるというのがこの映画の面白いアイデアで、それとゴーストバスターズとマトリックスの中間さが昔の映画も好きな人にささるんじゃないかなって思う。好みの問題かもしれないけどネオン管みたいな色使いとか昔の映画の雰囲気を出しているんじゃないかなって思うし、やけに派手なバックはB級感があって嫌いじゃない。一方、日本のポスターも嫌いじゃないけど、どこか日本の警察の広告みたいなピーポくんでも出てきそう文字の雰囲気とかなんか英語版のポスターの昔風のダサさというがう別のダサさがあるのがもったいない。攻め感がないというか落ち着いた面白みに欠ける雰囲気があると思う。悪魔とサイバー空間というSF感が日本のポスターには欠けているように思う。

↓ピーポくん

女王の名前のフィネガンは聖書にでてくるかどうかわからないけど聖書に関連した人の名前でたまたまなのかフィネガンという人がいる。
主人公の仲間の男性キャラはルーサーといってキリストのプロテスタントを作ったマーティンルーサーの名前と被らせているようにも思う。

英題のポスターに青く逆三角形がかかれているのもキリストと関わりがあるだろう。そのようなものが日本のポスターにない。そのためかどこか日本のネットのセキュリティ会社の宣伝ポスターなのかという雰囲気もでてなくもない。

なんでだろー日本のポスターにワクワク感がないんだよなー。

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