アメリカには中国人留学生が多い。日本からの留学してきている日本国籍の中国人ハーフの人も留学している。ハーフの中でも日本人と中国人ハーフはいじめられたり何かしら問題を抱えている子が多いように感じる。
僕があった中国人と日本人ハーフの子は5人だが、みんな日本でいじめられて、中国の学校に行っても中国人じゃないということでいじめられていた。そんな環境が嫌でアメリカに来ているのだが、アメリカには中国人留学生が多い。そのせいでやっぱりおまえは中国人じゃないな、といったような感じで少し疎外感を感じているようだ。
日本は異文化を受け入れる社会より同類を好む社会、中国も似ているのである。なかなかアメリカナイズされている中国人ばかりではないので、アメリカにきたからといって、疎外感を感じなくなるとはならないみたいだ。
彼らも日本人友達を作りたいしでも、どこか中国人っぽく、そっけなく、感情も日本人以上に露骨に顔に出すときもある一方で、日本人みたいなファッションを好み、中国人みたいに男は弱音をはいちゃいけないなんて思ってない今時の日本人でもある。謙遜、遠慮もするため中国人には嘘つきだとも思われることがあるとか。
日本と中国の文化がミックスされているのだ。
僕は彼らはどうすればいいか模索しているように見えるし、器用に生きたいけどお手本になる人がいないというジレンマがあり、不器用な振る舞いしかできないんじゃないかと思う。
ミックスされた文化を理解しづらい日本と中国。
このハーフだからという理由でいじめられるのはとても遅れている社会だと思う。
いじめる理由は中国も日本も同じようなものだと思うが、
言葉は日本人以上にしゃべれないとか、なんとなとなく感覚が違うとか、ハーフをうらやましいと思ってしまうとか。ないものが欲しいというのは理解できるが、もっと自分に自信や誇りを持ってもらいたい。同類しか受け止めづらいという社会と教育ではまだまだ先進諸国といえない中国と同じである。
ちなみに、僕は彼らをいじめたこともなし、それよりとても助けられているように思う。彼らがいるから他の中国人とも早く仲良くなれていると思う。中国人ネットワークというのは思った以上にすごい。仲良くない、知らない人にはとても冷たい中国人だけど、一度仲良くなるとものすごく助けてくれるし、逆に頼ってもくる。頼られすぎるのは疲れるけど 笑
そんなネットワークの中には日本人と仲良くなりたい中国人もおり、でも日本語も英語もうまくできない、そんなときにハーフの子が仲介するのである。