日本のアニメコンテンツは海外ではあまり経済効果を上げられていないと言われているが、経済効果と体感では違いがあると思う。
僕のアニメ好きな人が回りに多いだけなのか、日本で絵描きになりたい人もたくさんおり多くの人がアメリカより日本のほうが2Dドローイング市場は大きいという。
アメリカではまともに給料をもらいながら2Dドローイングアーティストにはなるのが難しいが、日本も難しくてもアメリカより良いと考えている人が多いと感じる。
これも今話題の海賊版の影響が大きいと思う。海賊版なくしてこの影響力はなかったのではないだろうかと思う。アメリカや他国とは違う、かわいい日本スタイルのキャラがものすごく指示されていると思う。
海賊版はいけないが、海賊版によってアニメ好きな人が増えているのは、将来的な経済効果と防衛にはとてもいいことになるのではないかと思う。なぜならアニメを通して日本を好きになるとそんな人は日本を悪くあまり言わないし、攻撃したりもしない。日本に行きたいと思う。
アニメや漫画はまだまだ日本国内がメイン市場だろうけど、アニメ漫画コンテンツの力は思った以上にすごいから、それらを通して他国の政治ネタやスポーツネタを書いちゃうとものすごい拡散される可能性さえあるとも感じる。それだけジャパニーズアニメキャラクターの力があるのだ。
これだけすごいアニメの力なのに日本ではアニメを軽視している人が多いと思う。安い給料で働かせたり漫画家もなかなか食えるようにならない。これがもっと2Dアーティストが生きやすい社会になれれば日本は世界より先行した2Dアーティストの聖域にさえなりえるかもしれないと想像を膨らませもした。日本の重要なことは一つに何かに特化した聖域をつくることだと思う。アキバが聖域だというのもわかるが、それではまだ小さいレベルなのだ。日本に対する海外からのイメージはおもしろいイラスト、かわいいキャラクター、海外では思いつかないスタイルなのだと思う。それは海外でも発売されている雑誌の日本のcreative flyer graphics からもわかる。
これは古い本だけど、海外の図書館とか日本の古い本を購入しているケースがあり、それを最近の人が日本ってこんなんなんだーって見る。しかもそのイメージはけっして間違ってはない。もっとデザイン、アニメ、漫画市場を充実させるべきなんだと思う。日本が誇れるところはもっと伸ばしたほうがいいからだ。
人口減少で少子化社会のトップを走り新しい市場を開拓していくのはいい、それと同じように2Dドローイングの世界でも間違いなくトップになれるポテンシャルを日本は秘めていると思う。今もトップだけどそれでもなかなか生活できない人がいるのが問題だ。
漫画村問題。漫画村は無料で公開して今までと違うビジネスモデルを作るべきだというが、それは違うと思う。そういうビジネスモデルもあってもいいし、今まで通りの有料のものもあってもいい。これは二次創作の問題にも似ているが、そもそも今まで著作権侵害しているような二次創作でも暗黙に許可されてきたわけだし、友達にタダで漫画貸したりしているわけ。でも大々的に漫画を無料でインターネットで公開しちゃっているところか問題なんだよ。海外でもファンアートの販売は著作権者が問題だと思わなければいいわけで、大々的に漫画村みたいにしちゃったら問題になるのは当然。ファンアートを書いてネットで広告収入を得ても、法律的にはアウトでもそれが著作権者に不利益になるぐらい稼いでない限り暗黙に許可されるというものだと思う。
漫画村以外に海外にある無料で見られる漫画サイトや映画サイトは一応日本に対するイメージを良くして来たと思うが、そのうちそれらも問題にすべきだと思う。日本ファンが増えてそろそろいいだろうってときに海賊版がなくなるとたぶん日本漫画市場とかは海外でも増加するんじゃないかな。
また中国で嘘か本当かコピーライトの法律がないらしくて自由にコピーしていいという。なので中国で漫画村のようなサイトを削除するのは難しいと思う。
あるサイトがディズニーが中国でコピーライトで戦って勝ったと書いてる。
http://variety.com/2016/film/asia/disney-wins-cars-copyright-case-in-china-1201950250/
ディズニーだって大規模な損害があると考えれば二次創作でもファンアートでも戦うということだ。
この事例からすると日本はあまり海外のパクリ問題であまり戦っていないのではないかとも思う。
コピーライトについてはみんなわかってない人が世界中にいるからどうしてもパクッて売ったりする。そして海外ではほとんどのキャラクターが著作権があり二次創作をして大々的に売ってはいけない。でも日本は二次創作、販売が可能なキャラがたくさんいる。これは実は海外の人はあまり知っていないと思う。これが海外で広まればかなり大きな市場になるのではないかと思う。重要なのが10年~20年スパンだけど、日本では小さいときから例えば東方プロジェクトとか見ている人がいるから大人になっても大きな市場としてあると考えられるが、海外では小さいときから東方プロジェクトを見ている人が少ないと思う。
今後もし東方プロジェクトなどでクオリティの高い二次創作がでてきたら、海外の子供達も興味をもって知ることになるだろう。今は二次創作はユーチューブを見てもクオリティがいいとは言えない。小さきときから販売可能なクオリティの高い二次創作を見て育った人が世界中に出てくれば、それはものすごい市場規模になるんじゃないかなと思う。
韓国popがアメリカの子供達に人気を得ているように子供のうちから市場をつくっていくことが二次創作市場にできれば新しいアニメのブームが来るんじゃないかな。ファンの獲得はとても重要だし、世界中でも二次創作して販売していいキャラがあるのはあまりないんじゃないかな。それが新しい日本アニメファンの獲得にも成りえる。アニメは中国もフランスも独自のスタイルで作っているのでアメリカで日本のアニメ人気もいつまで続くかはわからない。でも少なくともストーリーやアニメのクオリティは日本のアニメのほうが今のところ高いと思う。このクオリティが高いというのが重要で、クオリティが高いから見たくなるのだ。なんてかわいいんだろう、なんて綺麗なんだろう、なんて引き込まれるストーリーなんだろうということ。日本のアニメのストーリー世界中のアーティストが参考にしているから、ストーリーで負けてはいけないのだ。これは映画で有名だった黒澤明からでもわかる。ストーリーもいいから世界中の人が引き込まれたのだ。クオリティの良いストーリー作りというのはフランスも中国もなかなか真似できないと思う。なぜかというと日本で生まれる漫画、アニメのストーリーがバラエティ豊かすぎて数の力でその中から面白いものが生まれやすいのだと思う。
数が多ければそれだけ良い物も生まれやすい。切磋琢磨しているレベルが日本市場と他国の市場では違うのだと思う。なので話は変わるが人口の多い中国はいい人も悪い人も豊富に生まれやすいとも言えるし、アメリカで競争して切磋琢磨して大学を卒業する人が多いからこそ、新卒のレベルが日本とアメリカでは大きくことなるとも言えるし、就職も日本以上に過酷だからこそアメリカではレベルを上げようとする学生が多いとも感じる。まさに日本のアニメ市場みたなものだ。それにアメリカのテレビ番組が日本のテレビ番組より面白いと思うのもアメリカのテレビ番組の競争が激しいとも言える。映画でも3Dの映画を見てもどうしてもアメリカのほうがレベルが高い。日本では3Dより2D市場が高いということだろう。競争が激しいところほどいいものも生まれやすいのかもしれない。
あとアメリカでは日本の過激なアニメの描写を放送させていなかったりする。例えば誰かが残酷に殺されるシーンとか。だからと思うが、アメリカの過激な映画に見慣れた大人たちは日本のアニメと言えば刺激が欠けるものなのだとおもう。でも僕がかわいいキャラでも残酷に殺されているんだとネットで検索して見せると、かわいいのに残酷なんて、興味深い、面白いっていっている友達もいる。これは海賊版でないと刺激的なアニメを簡単に見られないとも言える。
とりあえず、アニメ好きな人が海外にも多しアニメマンガは日本の誇れるコンテンツなんだから軽視しちゃいけないと思った話。日本では軽視しちゃったからコンピューターソフト分野では遅れているんじゃないかなとも思うし。今頃プログラミングに力をいれましょーとか。
なのでアートや同人誌、インディーゲームも軽視しちゃいけないんだよ。同人市場が大きい日本のすごさとか海外では考えられないすごいことだぞ。