ヘルボーイについてあまり知らないままただ面白そうと思ってみた。
正直、そこまで面白くなかった。気持ちの部分だけで言えばハラハラ、ドキドキしない、何かパッとしない。出演者はいいのに何でか良く思えなくなってくる。ヘルボーイが好きな人なら楽しめるんだろうけどあまりヘルボーイのファンでもない人が見ると、あまり楽しくないって思うんじゃないかと思う。一般ウケしづらいんじゃないかな。
どうしてそう思うかというと、音楽がまずパッとしない。音楽って一般の人でも共感しやすい部分なのに微妙。これがヘルボーイの世界観なの?って思うぐらいシリアスでもない。たぶんヘルボーイにジョークっぽいイメージがあるからじゃないかと思う。怖い存在のはずのヘルボーイはよくしゃべるし、フレンドリーだしとこのあたりはジョークを込めて作っているんじゃないかと思う。そのため音楽だけじゃなくてあらゆるシーンでシリアスさがなくちょっとコメディみたいになっている。ここがまず共感できなかったところだったと思う。
役者もいいのに役者を使い切れていないようにも思えるストーリーと世界観だった。これは世界中で酷評されているだけのことはある。
キャラクターがたくさん出てくるけどヘルボーイのファンじゃないと楽しめないんじゃないと思うぐらい感情移入する前に敵がやられてあり敵がいなくなったりと物語りがあるようでない話になっている。
話が面白ければ映像がしょぼくても演技が悪くても良く見えたりするけど話が薄っぺらいから微妙に感じるんじゃないかと思う。
あと全体の色がどこかのっぺりとしていてコントラストがあまりないシーンが多いからつまらなく感じるんだと思う。製作側が意図してやっていたらコメディにしたいぐらいしか考えられないけど。ただ監督とプロデューサーが対立していたみたいでそれも原因の一つかもしれない。撮影しながら話の内容も変更したりしていたらしいから、まとまりに欠ける話になったんじゃないかと思う。
ヘルボーイの特殊メイクは見ごたえはあった。ヘルボーイの肌とか本物っぽく見えるしかっこよくなっていると思う。
グロいシーンが多いけど思ったほどグロくかったというのも、なんかグロいだけでそこに恐怖などをあまり感じないサラッとしたというか雑というかそういった作り。あまり衝撃を受けなかったしあんまりシリアスじゃないからあまり気持ち悪くなくてどちらかというとゲームっぽく見えた。ダサいといえばダサいんだけどダサくても話がよければ面白いはずなんだけど面白くないから話が良くないんだと思う。そりゃ撮影しながら話を書き変えたりしてたら変になるだろうねぇ。
見る前はミラジョボビッチとヘルボーイってなんか面白そうに思えたのに残念な作品だった。
ミラジョボビッチをもっと出してくれれば面白かったかも。
クリーチャーは見ていて好きだったんだけどなぜか面白くない。たぶん脚本とカメラの構図が微妙なんだと思う。クリーチャーの面白さは同じようなクリーチャーなのにバイオハザードのほうがまだ面白いしサイレントヒルがずっと面白い。これは脚本もカメラの構図などの演出が大きく違うからだと思う。ヘルボーイは淡々としていてグロいのに視聴者がビクっとする恐怖をあまり見せていない。CGはヴァン・ヘルシングに近いクオリティなんじゃないかと思う。古さを感じる。CGが悪いのかメイクが悪いのか編集が悪いのか全体的な雰囲気の魅力も欠けていたと思う。
CGの高クオリティに慣れている視聴者には物足りなさはあると思うし、CGやメイクが物足りないならストーリーで見せればいいのにそれは面白くない。会話も薄っぺらいしヘルボーイは展開は早いのでストレスはその点は少ないんだけどいろんなことを詰め込んでいて初めてみた人にはわけがわからなくなる。2017年には日系アメリカ人設定のベン・デミオ役に白人が演じようとして批判が殺到したらしく、新しく決まった人は日系アメリカ人でなく韓国系アメリカ人だったというキャストのミスなのか何も考えていないのかおかしな話。
アメリカではRotten Tomatoesで評価1で最悪でアマゾンでは評価3。そういった評価なだけあって面白くないと感じた人は多かったのだと思う。
アメリカでもストーリーは最悪と言っていたりCGは悪いとかあとヘルボーイファンが期待したものじゃないらしいので昔からのファンならわかることなのかな?
ネタバレ
アーサー王に切断されたニムエの体はそれぞれの騎士が補完していた。ヘルボーイのことをほとんど知らない僕からするとこの話がもっとあったら面白かったと思う。アーサー王と円卓の騎士の話しだし。ニムエの首が切断されグロい。
現代の話に戻ってヘルボーイはプロレスをすることになる。
巨人狩りい行く途中、一緒に同行していた仲間に殺されかける。
巨人が現れ巨人と対決!
いろいろあってハウルの動く城みたいない家に入って気持ち悪いロシアの魔女バーバ・ヤーガにニムエのいる場所を教えてもらう。
子供を食べる気持ち悪い魔女
ニムエのいるところに向かう途中、ゾンビに遭遇する。突然出てくるゾンビにはビックリした笑
出典:IMDb
ニムエに会うが逃げられる。
ニムエに賛同するモンスターが意外とかわいい。ニムエにわーわー賛同したあと、
ヘルボーイが現れてニムエを撃ったらモンスターが逃げ出したけど一部のまぬけなモンスターが間違って手をあげて賛同していた 笑
クリーチャーは見ていて楽しかった。
ニムエを追っていき妖精グルアガッハと対決する。
グアルガッハをやっつけたもののニムエに義父ブルーム教授が殺されてしまう!
義父を殺された怒りでエクスカリバーを引き抜き地獄のモンスターが世界中に召喚される。
このモンスターのやる行動がけっこうグロテスク。
霊媒の力があるアリスはブルーム教授を呼び寄せヘルボーイと会話をする。ニムエは彼は嘘つきだというがヘルボーイは聞き耳をもたずニムエの首を切ってしまう。エクスカリバーを地面に突き刺しそして地獄のモンスターは地獄に吸い込まれていく。ヘルボーイはニムエの首を掴み地獄の溶岩に投げ入れる。
世界はすでに破壊されている。
6ヵ月後ヘルボーイ達は任務中に水中カプセル?再生カプセル?にいた生物エイブ・サピエンを見つける。次回作がありそうな感じだ。
映画は最後まで見ると魔女バーバ・ヤーガがまた現れる。
思ったこと。
ミラ・ジョボビッチがせっかくセクシーな格好しているんだからもっと活躍してもよかったと思うのにあまり出てこないからそれが残念。ミラ・ジョボビッチの首が飛ぶシーンは他では見られないからそれはそれで価値があったかも。魔女役っていうのも今までになかったと思うし。ミラ・ジョボビッチがもっと活躍してくれていたらストーリーが変でヘルボーイのことを知らなくてももっと楽しめたと思う。
ちなみに魔女ニムエの服装はすけすけ感がありニップルカバー(乳首パッチ)をあてている。動いているシーンの多い映画ではほとんどわからないしちょうど髪で隠していたりするので気づかないけど一瞬映画の中でもわかるシーンはいくつかある。ちょっとダサい 笑
出典:IMDb
パッチを意識してか髪で隠しているように見える。意図的に隠そうとしているように見えてダサく感じてくる。セクシーで最強の魔女なら堂々としてもらいたい。製作で他の映画ではないようないろんな問題があったらしいので服を作った人が手を抜いたのか監督がこれで許可したのがちょっと雑さがあるように思えてくる。映画館で見ると胸パッドをしているのが見えるかもしれないので注目してみるのも面白いかもしれない。もし見えたら時代設定にあってないと思うのでやっぱり雑な作りの映画なのかなって思う。
変だったのが冠の枝を折って投げるシーン。周りは葉っぱが飛んで風がすごいはずまのに枝を折るときだけ静になっている。音はそのままなので分かりづらいが映像が不自然だった。やっぱり雑に作られたのかな。
しかしミラ・ジョボビッチは透けている衣装で露出が高く見えるけどその露出の高さを映画ではあまり見せていないしあえてなのか気にならないようにしていると思うところがもったいないと思った。セクシーな魔女設定なんだからもうちょっとカメラやらライトやらで見え方を考えてほしかった。
海外のポスター
ヘルボーイが富士そばになっている 笑
赤ざるボーイ、食べてみたい!
ヘルボーイのシリーズのトレイラーを見てみると今回のヘルボーイは見た目がとても良くなっている思う。
ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
前のヘルボーイの髪型が変すぎて今回のヘルボーイのほうがかっこよく見える 笑
肌の質感もゴムっぽいというか肌っぽくなかったのが今回ではかなりリアルだったと思う。
細かな毛やシワや色合いがあって本物っぽく見える。リブート作品なだけあって見た目に力を入れているのがわかる。ハゲの部分が少なくなったけどそれでも頭がやっぱり変だけど 笑
髪型は侍をイメージしているのかもしれないけどそれでもダサいと思うのはカメラワークとかシーン全体の色合いがそうさせるんじゃないかなーって思う。インタビュー記事によると今回の設定はコミックより若い設定でそのため髪が多くて、後ろで髪を束ねているらしい。髪が長くてワイルドかというと全くそう見えなくて汚らしくて不恰好に見える。原作は短い髪型のようで原作からのファンは長い髪を好きじゃない人もいるらしい。