【ネタバレ】魂のゆくえ 感想

英語のタイトルはFirst Reformed。
ストーリーの概要は他のサイトでたくさん書かれているので省くとして感想はあまり面白くなかった。
真ん中の主人公、神父のトラーと、左がマイケルとマイケルの妻のメアリー

トラーはマイケルが地球の未来を不安視するあまり、メアリーのお腹の中にいる子を産むことに反対しているという話を聞かされる。

このあとマイケルは自分の頭をショットガンでうっとばして自殺してしまう。頭から飛び散っている血肉が気持ちわるかった。そこまあまりしっかり見せなくてもいいのではと思った。
僕はホラー映画が苦手。
ぼくのまわりや僕の人生で中級の未来を不安視して子供をうむのを反対する人なんて
聞いたことがなくて、ものすごく現実ばなれした話に聞えてきた。
地球の将来が悪いから生まれてくる子は生まれても不幸になるんじゃないかなんて
まったくおかしい。生まれてくることに意味があると思うからだ。もちろん現代社会には
生まれてくる環境によっては不幸になることもある。でもそれでも生まないという考えはおかしい。
生まれてくる子供に親がいなかったことのようが悲しいと思わないのだろうか?
ものすごく自己中心的で命を軽く考えていると思う。

その後、倉庫にマイケルが自爆テロをしようと準備していたと思われる自殺テロのベストが見つかる。

主人公のトラーはマイケルの話に感化されすぎて、世の中には環境問題があり将来の子供のためにも解決しなければいけないことなのに神は何もしないと絶望をだんだんと感じていく。
そして少しスプリチュアルな映画なためトラーとメアリーが抱き合ったときに二人は浮いている。

そしてトラーは自爆テロを実行しようと準備するのだ。

しかしメアリーが自爆テロを実行しようと思っていた教会にきてしまった。
そこで自爆テロを取りやめいきなり自分に有刺鉄線を巻きつけて自分を痛めつけていく。
このあと血だらけに体がなってトラーが笑っているのが気持ち悪い。

そしてテーブルの上にあったグラスを空にしてその中に配管を綺麗にするための液体をそそぎ飲もうとする。

しかしメアリーが扉をあけて現れたことで飲むををやめて、床にグラスを投げ捨てメアリーと抱き合って終わりだ。ちなみにグラスは床に落ちても割れていない。たぶんものすごく硬いのかもしれない。

終わり方がスッキリしないのもあまり好きじゃなかった。
やはり宗教は僕は疎いのかもしれない、どうしてもピンとこない話だった。
マジメなトーラーだからこそ熱心に神を慕うが事件は世の中で起きるので神を信じられなくなっていくのが話の重要なポイントだと思う。
思うのに熱心なキリスト教徒が知り合いでいるが、その人たちをみてても熱心だからこそ神を信じられなくなるということはないように思うのに、何故トラーは間違った方向に行ってしまうのか疑問だった。
僕の周りの人が熱心じゃないんだというわけでは全く無いと思うし。

環境問題と宗教をリンクさせているところがアメリカっぽい考えにも見えて僕にはちょっと理解に苦しんだ。
アメリカは日本に比べて消費と廃棄がとても多い国だと思うし、国の汚さからして環境問題については考えている人は
日本に比べて少ない。アメリカの国の問題と宗教をつなげて主人公は神こそこの環境問題などの世の中の問題を解決しないといけ
ないと思ったのだろう。それは全くの勘違いにしか見えない。神に頼ってても環境は良くならないから環境問題の解決に取り組みたいなら自殺などより他の行動をすることに頭を使えないのが理解に苦しんだ。

しかしアメリカには日本では想像できないほどの根強い宗教感はあるので宗教絡みの映画は社会に強いメッセージを残したのだと思う。

この映画の好きじゃないところは宗教と環境問題と自殺を絡めていることろだ。なぜ自殺なのか?もっと違う表現があってもいいと思った。
自殺する人はたくさんいるわけでその自殺さえ加速しかねない映画にも見える。日本の環境問題の意識の高さはマナーというけどそれも宗教みたいなものだと思う。綺麗にしなければいけない、迷惑をかけてはいけない。社会と宗教のようなマナーがうまく組み合わさって日本はうまく環境問題に関わっている。
でもトラーは神は何もしてくれないと絶望したに違いない。でもそれは神の教えとして綺麗にするマナーを教えていくということもできたはずだ。
小さいところから変わっていけば社会はいつか変わるのだと思うが、強引すぎるて自己中心的で絶望を感じて自殺しようとするトラーにどうしても共感できなかった。
トラーは子供を亡くしているが、自爆テロ、自殺なんてしたら亡くなった子供は悲しむと思わなかったのだろうか?自己中心的なメッセージの映画に見えてあまり好きじゃなかった。

ちなみに、途中で日本食をなぜか食べている。
自爆テロ前だから、赤い色の生の刺身がたくさんの人が死ぬかもしれないことを連想させる。
刺身がちょっと気持ち悪く見える。
この映画は先に内容をしっておかないと分かりづらいと思う。また血肉が飛ぶのが好きじゃない人は気持ち悪いと思うシーンが出てくると思って見たほうがいい。最初はそんなことなさそうな映画と思ったのに頭が吹っ飛んでいるのは角度を変えてまでそんなに見せなくていいよと思ってしまった。あと刺身を使って欲しくなかった。刺身を食べたくなくなるから。

ちょっとこの作品の嫌なところも話してきたがこの作品は良い作品だと思う。現代の情報の氾濫する世界の宗教が抱えている問題と信仰心の問題を表わしている作品だと思う。神様について疑問を持つことは決してタブーではない。疑問がでれば考えればいいのだ。学校でも神を信じることでの問題とはなんだろう?という話があった。こういうことも考えさせられるのがこの作品なのだ。信じすぎることでいろんな問題がでてくる。白人の多い国ではキリストは白人だったと勘違いする人があらわれ聖書の内容をねじ曲げてしまうや信仰心は時には犯罪、プロパガンダに使われるといったこと。信仰心との向き合い方は日本に関係ない話ではない。日本は生活の中でしっかり宗教が関わっているにも関わらず宗教観を話すのをタブー視するのは日本人のアイデンティティを考えさせることを拒んでいるようにも見える。つまりこの作品が宗教と絡んでいるからと言ってつまらないものではないということだ。世界の人が注目した、さらに今でも世界のこの作品をを知らない人は注目するだろうと思うこの作品をみて考える価値は大きい。ただのガラパゴスと呼ばれずグローバルな思考を持てる人に少し近づける作品だろう。

このような教材になる作品と似ている映画に【ネタバレ】荒野にて
というのがある。そのうち日本でも公開されるだろうが派手な映画ではないけど考えさせられる。

スポンサーリンク
レスポンシブ 広告
レスポンシブ 広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。