メンヘラで何がいけないの?と思った話。

ここでは最初僕の狂ったような話からなんでメンヘラで何が悪いの?という話をしていく。けっして精神病で病んで自殺を考えている危ないやつだ、という話ではない。

僕はメンヘラではないと思うしメンヘラと思ったことがない。でも映画ミッドサマーを見てメンヘラ男のことを考えてしまうのだ。ミッドサマーのヒロインは女性でメンヘラで死にそうになり、もう狂った世界でしか救われなくなる。
男だけど共感するのだ。だからと言ってメンヘラか?というとそうでもない。結論はちょっと気持ちがねじれていて、ダニーの気持ちに共感できる周りの環境もあったのだと思う。

メンヘラの特徴は


かまってちゃん、寂しがりや、友達がいない、モテるアピール、ひきこもる、暴飲暴食、八方美人、メールの返信が早い、恋愛駆け引きを良くする、嫉妬心が半端ない、昔の女のことを引きずる、ネガティブな発言、コンプレックスの塊、繊細な心を持っている、自分を褒めてくれる人が好きになってしまう


などなど

一部は当てはまらないがほとんど分かるんだけどだからと言ってメンヘラかというとまた違う。
なんでか。僕は一緒にゲームやスポーツや勉強をしていた先輩が昔いてその人がメンヘラのような性格で僕がその人の求めるぐらいなんでも一緒に勉強を頑張らないと、ネチっこく怒ってくる人だった。メールの返信は早くてめんどくさくて返信してなかったらブチ切れるし、モテアピールもすごい人でヒマがあればモテ話を聞かされる。僕が先輩より何かうまくできることがあったら嫉妬心が半端なくてなんで出来るのかを追求される。
彼氏と彼女の関係ではなく運動や勉強をする先輩後輩の関係だった。僕は嫌だったけど面白かったのもあって一緒に遊んでいた。
そしてどんどんメンヘラっぽい気持ちがわかって僕自身も先輩に合わすからメンヘラみたいな行動をしないといけないことがあった。でもただのメンヘラ感情とは違うのだ。メンヘラと違うのはネガティブ発言がなく傷の舐めあいがなかったこと。ゲームも運動も勉強もネガティブ発言していたら上達しない。だからといって運動や勉強ががものすごく出来るわけでなく、ただなんでも本気で取り組みたいという感情の持ち主なのだ。そこまでいうならまぁ普通に努力する人なのかな?と思うだろう。周りもそう思うのだ。

わからない人のためにもうちょっとどれだけメンヘラと似ていて危険が潜んでいるかを話すと、
僕がどんくさいと、先輩の恐ろしいほどのサディズムから激しい追及と怒りで僕の自己肯定感を破壊されそうになり辛くて何度も絶望を感じることがあり、先輩の攻撃性はネガティブな気持ちを許さない。絶望に落ちたほうが楽なのに絶望にも行けない辛さと苦しさで心が死にそうになりながらも苦しんででも生きなければいけない恐怖をゲームや運動や勉強で感じていたのだ。僕はただ共感してもらいたくてもそんな優しささえ、傷の舐めあいということで理解されない状態にある種の愛と優しさに飢えだしていたと思う。たまには共感して優しく声をかけてくれもいいじゃないかと。でもそんな女々しさは男なら許されなかった。
一緒にやるのをやめればいいのに、途中からもし一緒にすることをやめたら先輩は僕を地獄のそこまで追いかけてくるかもしれない。僕が心の底から恐怖を感じて自殺を決意するギリギリまで追及しブチ切れるだろう。普通の優しさなんてなく共感や甘えが許されないただ成長したいと思う先輩の感情の冷酷な恐ろしさに、逃げたくても逃れられない苦しみがずっとあったのだ。ただ一緒に勉強して遊んで運動だってしたいだけだったのに、いつか殺されるんじゃないの?と、そこまではないと思いながらももしかしてと不安がよぎり怯え、ぎりぎりのところを行ったりきたりする感情で怖くなって離れられなくなっていた時期がある。絶望に落ちることを許されず男として泣くことや弱音は許されず、前向きな希望持つしか許されない先輩に死に直面しながらも絶対に喜びを見なければいけない、後ろ向きなことに希望を持ちたくても持てない世界に苦しく死にそうだったのだ。この気持ちはなかなかわからないかもしれない。でもミッドサマーのダニーを見て不安が残ったのも、ダニーとは違うカタルシスが隠れていると感じたんだと思う。ダニーは絶望を感じ何度も死にそうになっただろう。死を喜びに昇華しなければ生きられない、それも分かる。僕の不安にあったもう一つのカタルシスは喜び地獄のような世界でなんども死にそうになり、喜び地獄から絶望に触れることで天国に昇華するものだったのだ。簡単に言えば甘いものを食べてばかりだと辛いものを食べたくなるようなものだ。周りが求める男の理想像の仮面を被って生き、僕の首を絞められるほどの苦しさがあっても後ろ向きは許されない冷酷さ。誤解があるかもしれないのでいうが女になりたいとかいう話じゃない。男でいいのだ。でも先輩をあまり知らない他の友達は先輩をとてもめんどうみのいい先輩で優しくて兄弟みたいだとまで言ってくるのである。笑って仲良く話してボケツッコミの面白いコンビのようだと。でも一応先輩の本気の姿勢のおかげで僕は褒められることもあったりたまに女の子からも声がかかったりするから頑張ろうと思えてまた仮面を被って生きるわけだ。でも裏には僕自身のサディズムと先輩の気持ちもわかる僕なりの優しさと先輩からのねじまがった愛の恐怖に苦しかったのだ。生き地獄である。ここでは書けないぐらいの精神的にくる殺意に近い暴力的な愛のムチと周りにはわからないくらい、むしろわかっても問題にならないギリギリの肉体的な暴力でがんじがらめで逃れられない共依存関係の仲間意識があったのだ。例えていうなら運動部の先輩が仲良く遊びで軽く殴りあっているような感じなのだ。仲間というより先輩と後輩であり一緒に勉強して成長のために遊び友達とは言えないような従属関係だ。でも世の中には普通に周りを見回して友達と思っていないただの仲間か利害関係だと思っている人はたくさんいると思う。でもそれの究極版だ。色がかわいいと思っても言えない、空が綺麗だと思っても言えない、サラクの花が散ってなんて美しいんだろうと思っても女みたいだと思われ言えない、花が綺麗だと思っても言えない、絵がかわいいと思っても言えない、女の子だけにしか魅力を感じてはいけない強迫観念、これはゲイとかいう話じゃなくて僕はゲイではないが魅力はそれぞれあるのだからなんで理解しないのかがわからないということだ。体は男、心は女ではなくて体も心も男だけど女性的なセンスや気持ちも理解するということである。それを心は女っぽいというかどうかは置いといて男としてかっこ悪いことにも魅力があるのに言えない、差別意識に近い多様性を排除していく考えが周りに当たり前のように存在し、その枠から外れることさえさせない恐怖。男からはずれた美的センスは許されない脅しのような気持ち。僕は逃れられない男性象へ恐ろしいほどの絶望を感じたのだ。ダニー笑顔の裏で僕が感じた不安はもう一つのカタルシス、男として狂っているほどの成長を求める壊れた喜びという苦しみからの解放だったのだろう。今となっては懐かしい面白い先輩の話である 笑
気にしていなかった昔の心に傷がひさしぶりに開い癒されてしまったのだ。たぶん。

たぶん先輩を最初面白いと思ってしまった理由とダニの気持ちがわるかと共感してしまった理由それぞれ僕にはあるのだ。僕は女の子が周りに多い環境だったし、なんかわからないけど僕は筋肉質でも一般的にゲイの人が好みそうなタイプじゃないのにゲイ?の人に狙われる?ようなことがあったりと、たぶん男らしくない人を好きなゲイがいるのだろう。またメンヘラ、自殺願望の友達がたまたまいた環境で、そのせいか僕もメンヘラ気味なことを経験したことがある。でも僕は自分中心のメンヘラにはなりたくないと思ってキッパリやめたつもりだった。でも先輩に会っちゃって先輩の自分中心でない社会的にも求められるものになりたいという強い気持ちのメンヘラに面白いと感じてしまったのだと思う。その結果メンヘラって悪くないんじゃないかとさえ思ってしまったのだ。ダニーの笑顔からは不快感も救いも感じるように恐ろしいと感じる人がいるだろう。でも僕の隠れた癒しには恐ろしいなんて感情はないし不安もないのだ。何がいけないのかと、救われるのだからいいだろうと、何が間違っているのかと、綺麗さっぱり前向きな気持ちしかなく後ろ向きに考えることなんてなく、たぶん周りが恐ろしい、絶望と思う中で狂ったほどに喜びのカタルシスを感じなければ救われない部分が僕の心の奥底にあったのだ。監督とは違うだろうけど逆の構造で感情は似ていたのかなぁ。

「ダニーは狂気に墜ちた者が味わえる喜びに屈した。ダニーは自己を完全に失い、ついに自由を得た。それは恐ろしいことでもあり、美しいことでもある」

というように

「僕は狂気に墜ちた者が味わえる喜びに屈した。ダニーは自己を失ったけど僕は社会的に求められる自己を完全に失う選択肢がない世界に行き、男として周りに求められる自分を失うことを考えなくて安心して生きる喜べる自由を得たのだ。競争と個人の追及、成長、自己責任論という過酷で絶望の弱肉強食の世界と共に生きられる楽園。それは狂ったほどの冷酷で人間としての自己がなく周りが求める自己のみがあり、人の気持ちがないようで恐ろしいことでもあり、美しいことでもある。もう何も考えなくていいのだ。ただ男として成長だけを見れるのだ。」

という感じだったんだと思う。それはある種の自己のなくなるロボットのようなもので、周りが認める喜び、怒り以外は求められない人として生きられない感情なのだ。誤解がないように言っておくが僕が頭がおかしいとかではない 笑
あくまでも深層心理にこんなことあったんじゃないかと変な経験を思い出して考えているだけ。
精神分析のことを少し調べるとこれにはきちんとした理論があるようだ。
例えばダニーの求めた共同体のホルガは精神分析の「共同体感覚の実現」というもので周りの望む自己に自分を近づけるよりそれらの自己から究極的に解放されほんとうの自分に戻るということ。
反対に僕の先輩から感じたものは全く逆で共同体だけど自己を追及する完全個人で究極的に社会が求めるものに近づこうとするものである。どちらも自分の居場所と感じられる共同体感覚ではある。究極的に自己がなくなり自分らしいもなくなる世界と、自己を究極に求め自分らしさがなくなる世界の違い。この二つの世界は相反する幸福と不幸があり、どちらの不幸も幸せも対人関係でのみ感じるのだ。似た二つでも根本的に違う部分は自己の追求は承認欲求を追及して行くもので人に関心をしているつもりでも実は自分にしか関心が無い自己中心的な世界。だから弱肉強食、競争社会を好んでくる。
逆にダニーの世界は自己中心的でなく他社への関心があるものになる。どちらも似ている部分が多くコミュニティとして機能するが対人関係の種類が違う世界で言ってしまえば究極の男性化した社会か女性化した社会なんじゃないかと思う。
僕たちは自己があり個人を追及できるけど冷酷なほど追求している人はあまりいない、もしかしたらたくさんいて心の底の問題に気づいていないだけかもしれないけど。
アリ・アスター監督は周りの求める自己にものすごく合わさないいけない強迫観念があってそれを解放させたいから共同体側にいったのかな?と思ったりもした。家族の前ではフリをする、といったようなことを監督は言っているわけだし。

そんなおかしな共依存関係が終わるにはミッドサマーからはホルガ村からの強制力が働き彼氏のクリスチャンが死ぬことで終わることができる。
僕のケースはどうだったか?

構造は似ているが僕は先輩のおかれている環境を知っていて男として頑張っている辛さや悲しさ孤独さも少しあることも知っていた。先輩が本気で遊んで本気になって接してくることを知っていたから、だから先輩を傷つけたくなった。たぶん僕は自分でいうのもおかしいけど優しかったから先輩は僕をそもそも捕まえたんだと思う。

結果は、具体的には言わないけど僕と先輩の間に強制力が働いたのと、僕が倒れたことで、冷酷な先輩は諦めるしかなかったのだ。

でも考えてみてもらいたい、メンヘラみたいにメールの返信が早くて、相手のこと気持ちを考える心があって負けず嫌いと言えるぐらい半端ない嫉妬心があって競争することも嫌いじゃない人の何がいけないのか?ということ。
社会において問題を起こさなければこの感情はプラスに働く。簡単に言えば努力する姿勢、相手のことを考える姿勢もあって、前向きで、もてアピールしても自分を良く見せようと見栄をはることだって世の中でよくある話で何がいけないんだろう?と。そういう人を求める人は多いはずである。
メンヘラはきもいとかメンヘラはモテないからメンヘラなんだとか、それもあるだろうけど太宰治がモテるメンヘラだったりするようにモテ人もいる。メンヘラでキモイとか思ってることこそ勘違いでメンヘラ男よりメンヘラ女性は羨ましいと男性を下げることもないし無理に上げる必要なんてないのである。別に僕はモテるなんていわない。むしろモテる努力なんてしたくないしモテたくもない。絶望も喜びも感じられる普通でいいのだ。

成長をしたい成長に喜びを感じたいと前向きで周りからも悪く思われないことは良いことなはずだけど、それがメンヘラ並みになると行き着く先はミッドサマーのラストなのだ。
悲しいときは涙を流して大笑いしたい、というと狂っているだろうか 笑
考えてもらいたい男が女々しいことを言って悲しんでいるとキモイとあざ笑い、怒りさえぶつけてくることがあると思う。それと同じなのだ。それは冷酷になりかけている人が意外と多いんじゃないかと思う。共感が足りなくて男自身を苦しい環境に追い込んでいるのを気づいていないのだ。悲しいときは涙を流して笑いたいとは、男が苦しい環境に知らずに追いやっていることもわかり、それを喜んで生きなければいけない男性の環境に笑って泣ける気持ちになるのだ。

じゃあ僕は女々しいだけの男なのかというとそうじゃない。捻じ曲がった先輩のおかげで先輩からすると僕の心もさらに捻じ曲がっていて、僕に後輩ができたとき、後輩がかわいいも感じられない、綺麗も言えないような人だった場合、怒ってしまいそうになるのだ。人として優しい気持ちをもてないことはどうなのか?差別じゃないのか?相手を好きなら好きって言えよとと。それの度が過ぎると男の枠だけに染まっている相手にとっては生きづらい冷酷な世界になるんだと思う。

どちらにしても狂っていると思われちょっと孤独を感じるかもしれない。

狂わなければ救われない世界があるんだとミッドサマーは教えてくれてそれだけでも嬉しかった。

前向きに過度な男らしさは求めずほどほどにガンバロー 笑
あー全部先輩のせいだからー笑

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