映画だから製作ミスもあるし多少変なところもあるからツッコマないでくれーというのも分かるけどでもやっぱりいいたのは僕が映画好きだからかもしれない。
最初のシーンで犯人が殺すところが映されるが犯人は誰かわからないようにぼかされている。
犯人は子供のジョセフィンだけど今思うと、最初のシーンだけ考えたら赤いマニキュアつけた大人の女性だと思ってしまうのは当然。
ここをそう思わせといてジョセフィンから視聴者の目をそらしておくのはよくできていると思う。
みんなマニキュアが赤いのも拘っているし、口紅も赤に統一していてショーしてみるぶんには楽しめた。でも毎日朝も夜も赤く塗っていて実際だと大変だなぁと思ってしまった。家族で集まって食事するときもしてて、もう実際どうなのかなんて考えてたら不自然なところが出てくる 笑 そもそもねじれている家族だからいいのかな。
ここまで赤を注目させるような構成にしているとどうしても子供が犯人とは思わない。アガサクリスティーの本を読んだことないがおそらく本ではここまで露骨に表現してないのではないかと思う。映画は長さの限界もあるだろうから本の内容をそのまま表現しているわけでは基本はないと思う。本と映画とは変わってしまうことはどんなものでもある。本も気になってきた。
意外と本のほうが映画より面白いといったこともあるのでイギリスで大人気のアガサクリスティーの本は見る価値があるかもしれない。
そしてなんか変だなと思ったのが車が落ちる前に通ったタイヤの跡がくっきり残っているはずなのに
すぐ次のシーンでなくなっている。どこから車が落ちたんだろうってキョロキョロしたけどそもそも跡がなくなっていた。
また車が落ちる前は積み上げられている土に影は落ちてないけど
すぐ後に影が落ちてそもそも全体が明るくなっている。土の形も若干変わっているように見えるし撮影した日が違うのかもしれない。気候も工事の進み具合で土の積みあがられた高さも変わるだろうからこのシーンだけし直すのは大変だったんだろうなぁって思った。
ソフィア役の演劇の名門学校を卒業しているステファニー・マティーニの迫真の演技は見る価値ありだ。何度見ても惹きこまれる。