英語は日本語と文法が違うから覚えずらいと考えている人もいると思うが、たぶんそれは間違いだろう。
その理由を以下に述べた。
1 頭の中での処理が日本語より少ない
例えば、雨が降っています。は It’s raining.
発音の数は日本語より英語のほうが少ない。
あめがふっています 9音
もしくは「雨が降っている」だと 8音
イッツ レイニング 3音
(この場合It’sは発音1 このsはボイスレスサウンド、 rainは1、ingも1で発音する)
さらに、日本語の「~います」というような、丁寧にしゃべるためにこの3文字を発音することも、たぶん無意識にでも日本語は英語より考える処理速度を遅くしていると思われる。
しかし漢字は一文字で意味を伝えているため、英語より書き言葉ならとてもわかりやすく、頭の処理がしやすい言葉だろうと思う。しかし、会話をするときには英語は日本語よりわかりやすい言語だと思う。
2 英語は機械的に理解しやすい
漢字は視覚的に理解しやすい言語だが、英語は機械的に理解しやすい言語だと思う。
英語の単語はアルファベットの羅列から構成されていて、英単語を見ただけでは視覚的に深い意味は漢字ほど理解できない。もちろん英単語に類似した羅列の単語は見ただけで似た意味なのかと推測はできるが、漢字のように一文字で理解するということはできない。
視覚的に理解しづらいということは、機械的に理解しやすいと言えると思う。
この機械的に理解するという行為は、物事を理屈で考えるのに必要な素質なので、英語は理詰めやディベートするための脳を作りやすい言語だろう。
機械的にというところの例えは、
I play the TV games.
この主語はなくても会話では通じることがあるが、基本主語は日本語以上になくてはならない存在で、日本語からすると、必ず「I」と言うべきと、機械的に理解するしかない。
そしてこの主語をつけなければいけないということは、自分を主張しなければいけない言語だということだ。
自分を説明する必要がある言語ため、英語圏ではディベート教育が学校で盛んなのも理解できる。
さらに人間関係も言語が変わると、頭の使い方が変わるわけだから違ってくる。
人間関係はどちらかというと、英語を使ってのコミュニケーションのほうが日本語よりシンプルだと思う。
以上のことから、英語は機械的に覚えやすい言語で、さらに人間関係をシンプルにしやすい言葉と言える。
人間関係は宗教も関わってはいるが、ここでは英語と日本語という言語にだけを取り上げて考えた。英語はプログラミングみたいなもので、機械的に考えやすく、日本語より頭の中での処理が少なくていい言語だと思う。
英語が苦手と言う人は、文法を覚えて、単語を覚えて、会話の練習をすれば苦手意識がなくなるだろう。
そんな僕も英語を日々練習している。細かい間違いはあるが、苦手意識はない。
言葉が性格に影響するように、しゃべる言語も性格に影響していると思う。
英語ができるように日本人の多くが日本でなれば、日本社会システムの一部の何かは、今以上に効率的でシンプルな方向に変わるかわも知れない。