下記の海外記事を読んだとき、ふとそう思った。
この海外記事の中で気になったのが、国は出生率を1.41から1.8に上げ、1億人を維持するという目標を掲げているが、早稲田大学の教授によると
2.1まで出生率を上げないと1億人が維持できないという。
これは教授のいうことが正しいなら、国のやろうとしていることは間違っていることになるが、政治家もバカではないと思うので、このやろうとしていることは実は人口減少させたいのではないかと思ってしまった。
さらに移民政策もしないというのだから、人口増加より減少を進めているのである。
そして人口減少が悪くないというのは色んな本やブログでも書かれているので、政治家がそれらを実行しているのも分かる気もする。
なぜ人口増加と世間では騒がれているのに、人口減少させているのか?
それは僕が考える理由はいくつかる。簡単にいうと人口減少のメリットは
1:住みやすい国になる
2:環境問題の解決
3:食料問題の解決
4:議論の話がまとまりやすい
5:職業問題の解決など
があると思われる。
政府はこれらを実行するために人口減少させたいが、たぶん人口減少させるとは言えないのではないだろうか。
その理由は、人口減少は世界的な問題だから対外的に減少させるというのは言えない、そして選挙でも人口増加と言わないと当選しずらいのが理由としてあると思われる。
いまいち人口減少のメリットが分からない人のためにもう少し説明しよう。
人口減少することで経済成長する可能性がある。
人口が減ると、効率よく働かなければいけない。そうなると頭を使わないといけないのだ。
国内だけではものすごく稼ぐことはできないかもしれない、そこで海外へ向けて販売するために頭を使うようになる。
人口が少ないのを補うためにロボット開発が活発に行われたりすれば、世界が改めて認める日本は技術大国に成りえるのだ。
仕事の仕方も生産的に変わり、仕事と生活のバランスが良くなるだろう。生活とのバランスを考えないで仕事だけというのは生産的ではない。それは不健全だし、自殺の原因にもなる。つまり健康的な体を維持しながら、効率的な仕事ができる社会になり、頭を使わなければいけない仕組みになり、教育面やライフスタイルが大きく変わる。
今ある無意味な会議や、名前だけの正社員、ブラック企業などが排除され、健全に経済成長できる社会になる可能性があるのが、人口減少のメリットだ。
そして政治の世界での議論も、人口が少ない社会は多い社会より話がまとまりやすいと思う。いろんなことがスムーズに進む社会になるのではないだろうか。
エコノミストが人口問題を恐れるとか、そんなの気にしなくていいと僕は思う。年金、国の負債など人口が無限に増加するわけでもないし、人口増加でそれらを解決というのは根本的な解決にはならない。人口増加で一人あたりの国の借金を減らすのではなく、お金が無いならどうすれば稼げるのか効率的に生産的に考えなくてはならないと思う。
人口減少は新しい価値観の発見につながり、アートなどの存在が社会において重要な位置づけになるかもしれない
僕の考えでは、芸術などに興味を持つのは心に余裕が無ければもてない。
お金の余裕が無いホームレスが芸術に興味を持てるだろうか?
明日死ぬかもしれない戦争地域で芸術の優先順位は高いだろうか?
アートは仕事と生活のバランスが健全になり、心も健全になった社会で成長する分野だと思われる。なぜ日本は芸術で食べていくことが難しいのか?それはやはり人々の心に余裕がないのだろう。芸術作品といいながら作品を紹介している詐欺に近い販売方法で売る人たちなどを見ると、そうやって売らないと今の日本では興味を持てる人が少ないのだろう。
ちなみに僕は芸術と言っても、アニメやゲームは芸術と思っている。日本のアニメキャラクターは独特だし、マリオなどの2Dのドットキャラクターはドットで作るアート作品だ。ゲームの3Dキャラクターもゲームアートだ。ほとんどの日本人はこれらをアートとは考えないと思うが、人口減少によりいつかこれらはアートと日本でも呼ばれる日が来ると僕は思う。
そして今よりも、いろんな芸術家が生活しやすい社会になると予想する。
日本は自己責任の時代に入っている、それは人口減少を意味する
自己責任から人口減少なんてどうつながるんだと思う人がいるかもしれない。これは言わないだけで人口減少をだまって進めているか、人口減少につながらないと思っているかのどちらかじゃないかと思う。例えば日本では新自由主義の政策をとっていると思うことがたくさんある。いろいろな会社を民営化したり市場の自由競争に任せるだけにしたり、アメリカの真似をするところだ。アメリカでは自由に競争することが加速してまともに生活できない人だってたくさん出ている。アメリカの自由競争は企業の考えを取り入れたもののため企業が効率の悪いものをコストカットしていくのは当たり前の話なのでコストカットと同じで必要ないものはどんどん切られ人口は減少していくというのは無理ない話しだと思う。アメリカでは移民がいまでもいるので人口減少は問題になっていないけど政策がやっていることは必要ないものはカット、お金もなくて結婚なんてできない教育もされていない人は必要ないという切捨てなのだ。働かず税金を納めていない人にも税金がかかる。そんなことは企業倫理の中ではコストでしかない。
日本はアメリカの真似をしていることが多いので、移民も少ない日本では人口減少をすすめているようなものだと思う。できないのは自己責任、お金を稼げないのは自己責任という無責任さは生きられるものだけ生きればいいそれで人口が減少しようが問題ないというどんどんコストカットしていこうという姿勢が伝わってくる。
さらに外国人労働を増加させようとしているけどこれは使えない日本人が減っても別にいいや、安い外国人をもっと増やして人口を増加させ、大きな問題でもある無責任さによる日本人人口減少というものを隠し、日本は人口が増加している、多様な社会になっていとる言える状況を計画的なのか結果的に作ろうとしている。
人口減少にはメリットけど無責任さも見て取れる。
僕は人口減少を恐れるものではないとは思うけどあまり良いとは考えない。人口減少でなく人口を東京一極より分散させ人口はできるだけ減少させないほうがいいと思う。なぜなら人口減少によるデメリットはたくさんあるからだ。デメリットは人口が少なくなるとどうしても世界で弱い立場になりえること。人口が多いことはその人たちの意見が世界でも取り入れられる可能性があるということである。実際に韓国人は世界でまとまって反日を繰り返して世界中に反日をふりまいている。人が少なくなると人が集まってもそこまで大きな声にならなくなるので人口減少が全部いいわけではない。また人口が多いことはそれだけすごい人も生まれる可能性があるといえる。世界の中で日本が生き残り存在感を高めるにはやはりすごい人というのが出てくることが重要になる。アメリカでスティーブジョブズなどのすごい人が生まれやすいのは日本とアメリカでは教育も生活環境も違うけど人口も大きく違い人口の多いアメリカのほうがすごい人が生まれやすいといえる。また発展途上国では家族の生存のために子供を多く生み、将来子供が大人になって稼げるようになったら家族を支えていく。子供が多いほうが稼げるようになる可能性も高い。なので人口減少ではなく人口分散、ごみごみした環境をすっきりした環境に整えることで心の余裕も生まれ精神的にもいいんじゃないかと思う。
そして職業問題も食料問題も人口を減少させることで解決するのではなく、今ある労働問題を解決したり食べるものを買える生活を変えるということをしていかないと人口が減少しても根本的な解決にはならないのではないかと思う。それに人口減少が今の貧困層の切捨てという企業倫理からくるコストカットのようなものなら、それはあまりにも無責任だと思えるから人口減少が素晴らしいとはなかなか言えない。お金がないなら無いなりに考えることが重要なのは当たり前なのだけど、人口を減らすことより人口を維持もしくは増加させることのほうがすごい人が生まれる可能性が高いんじゃないかと思う。すごい人が生まれるというのは日本にとっても世界にとっても良いことなんじゃないかなとも思える。
人口減少だってメリットはあるでも人口増加だってメリットがある。難しい話だけど言えるのはアメリカの真似して今があるなら真似しないほうがいいんじゃないかなと思えるのだ。