夢には2つの種類があると思う。一つは社会的に成功すること、もう一つは社会的に成功とは関係なく自己満足を追求していくこと。どちらがいいとか悪いとかではない。
結論からいうと社会的な成功が大部分の夢である人はつまらない人なんじゃないかと思う。社会的に成功するというのはたくさんの人に指示されてお金を生むということである。他者の評価を常に考えないといけないので他者にどう思われるかばかり考えて、それをお金を稼ぐことと割り切っていればいいとは思うのに本人の性格まで他社のことばかり考えさせるようになり、これが社会的な成功がまだない学生であれば他人に評価されたいと自慢、マウント取りなんていうのがたくさんでてくる人になると思う。その時点ですでにつまらない人だ。
社会的な成功をしたいという夢が強すぎて権力やお金にぺこぺこしだし、社会的に成功なんて目指していない人をものすごく見下しバカにしたりといった歪んだ考えを持ち出すと思う。人として友達になりたくない人になってしまう。
社会的な成功を一番の夢としている場合、他人と常に競争して勝ち続けることを夢にしていることになる。それでは資本主義社会ではどこにでもあることでスポーツ、政治家、就職など競争はたくさんある。でもこれって行き過ぎると犯罪に繋がったりしがち。スポーツ選手ならドーピング、他の選手への嫌がらせ、政治でもワイロなどとにかく卑怯なことをしてでも上に立とうとする捻じ曲がった根性になる可能性がある。お金と権力しか考えない人って楽しい人生、楽しい人だと思えるだろうか?
他社とそこまで競争せずできるかぎり周りが作り出した夢を追いかけるより自分の中にある夢を追いかけられるなら追いかけたほうが楽しんじゃないかと思う。
アメリカを見ていると日本より競争が激しく社会的な成功を少なからず求められていてお金のために競争し続けなければいけない社会だと思う。あまりにもお金が重要なのに貧困も拡大しているからお金目当ての犯罪も増加している背景があると思う。競争によって人に勝ち、人を蹴り落として上に立ち続けることは自己責任という考え方と相性がいい。自己責任は今世界中でおかしいんじゃないかという考え方になりつつあるし、アメリカでも自己責任は違うんじゃないかと考えだしている。今まで通りの社会的な成功の夢の持ち方であれば時代遅れになる可能性があり、その結果つまらない頭の固い人になる可能性があるのだ。
現在の社会的な成功という夢には向き不向きがあると思う。なぜなら生まれて容姿が良いや生まれた家庭環境が裕福などにより成功のしやすさも変わり、お金のためなら人にどう思われても面白い、支持されることをするといったことを躊躇しない性格があるかないかなども関わっていると思うからだ。多くの人に支持されるということは面白いことにもつながるんだけど、ユーチューバーとか人の嫌がらせをしたり危険なことをしたりすることばかりに憧れる人が多くなるのはおかしな社会なんじゃなかと思う。人が嫌がることを平気でする人が多くなってくる嫌がらせでしか喜べない浅い人になるかもしれないし。お金を稼ぎたいというだけの夢では人としてつまらない人になる可能性はあるということだ。
現代では楽しさを買うことがとてもできる社会だ。インターネットもあり無料コンテンツも多く経済格差があるといっても買えない人でも他人が作ったもので楽しめえることがたくさん出来る社会だと思う。お金だけで楽しさを与えられてきたなら大きくなってもお金を稼いで買うことが重要だろうから社会的な成功だけを夢をみるのもわかる。でも料理をしたり絵を描いたり、何か創作できる人の楽しみと他人から楽しさをもらうことしかできない人では性格も考え方も人生も大きく違うと思う。
社会的な成功以外の夢とは趣味に近く、他社との競争に拘らない夢だ。アメリカで色々な刺激的な映画やコンテンツが増えているかというと与えられる刺激になれてしまっていてどんどんもっとすごい刺激的なものを作ろうとするんだと思う。アメリカのホラー映画の多さは刺激をもらうことが好きな人が多いことをあらわれだし、見ても覚えていないって人は世界中でたくさんいて刺激をもらうだけを楽しんでいる人が多いんだと思う。それだけ楽しさは買う、社会的な成功が大切と思っている人が多いのだ。
アメリカって学校では自分のやりたいことに向かって学んでいくのにお金がものすごく重要な社会で消費をして好きなものを買うのが幸せって人が多いと思うから意外と中身がつまらない人が多いんじゃないかと思う。バカな面白さで言えばアメリカの人って楽しんだけど、あともちろん人によって僕のあるアメリカ人の友達はバカじゃなくてどちらかというとアメリカのいろんなことが好きじゃない。一つの理由がバカが多いから。飛行機もアメリカの飛行機にならないし長期休暇でもアメリカでなくアジアに遊びにいったり、読書家だし料理も好きっていうアメリカ人では珍しい人で、しかもすごく綺麗好き。そんなアメリカ人もいる。
アメリカってクレジットカードで消費をたくさんすることで成長してきた国だと思うし、物欲の高い人が多いから成長できた国だと思う。お金で楽しみを買うことが当たり前の人が多いからアメリカドリームと言えばお金持ちであり、突然ものすごいお金持ちになることだと思うし、逆にジャパニーズドリームは徐々にお金持ちになり一生安泰で、ぶっ飛んだ金持ちじゃないけどそこそこの金持ちになれる状態をいうんじゃないかと思う。今はジャパニーズドリームなんてないと思うけど。ドリームの違いを見てもアメリカ型のほうが消費をガンガンするイメージがあると思う。
言い方が悪いけどバカが多いと楽しむものは買うことで手に入るって思うんだと思う。夢は他からたくさん買うことができるといった他ありきだとアメリカっぽくなっちゃんじゃないかと思う。
アメリカ人を全面的に悪いとは思わないけどステレオタイプも多いし、考えてないでしょ?っていう行動の人が多すぎて悪いところは真似ないほうがいいんじゃないかと思う。
夢は自分の中で追求できるものがいいと思うし、スポーツ選手だってお金のためでもあるけど本人のためにやっているところはあると思う。競争があってもやっぱり本人のためそういう夢のほうがいいんじゃないかなって思う。僕はアメリカに来たとき一切アメリカ人ってバカが多いとは思っていなかったのに今そう思うのはアメリカ人がそう思わす行動、言動が多いからだと思う。単純なお金だけの夢なんて単純な人になっちゃうかもしれないし、夢が単純すぎるから綺麗な女性と結婚したい、結婚した後しばらくして性格の不一致で離婚、大企業に就職したい、しばらくして仕事内容と合わないと思って退職。結局、他を通した夢って幻想みたいなところがあってその幻想に向かって努力したのはいいけど継続性がない夢だったりする。今までなんであれが夢だったんだろうって思うかもしれない。だから自分の中で追求できる夢のほうが夢を持てて人生楽しめるんじゃないかなって思う。
オタクってすごくクリエイティブな人が多いと思うけど、創作系オタクの夢って好きなものを作ることだから他と競争してなかったりする。競争があっても好きなことであってお金のためだけとかじゃないだろうし想像力が必要だと思う。映画サマーオブ84の監督達のオタクっぷりがあるからあの映画ができるわけでお金だけを目的としていないからチャレンジとなったサマーオブ84が生まれたんだと思う。アメリカ人たちなのにオタクはやっぱり普通のアメリカ人とは違うと感じる。