前作も忘れかけているため、こんなんだったっけ?って思いながら見た。
面白いところもありながら綺麗だなぁと思うところもありながら最後は切なく、でもヒックの気持ちになっての切なさだけでなく視聴者としてもうこれで終わっちゃうのかなって思わせる
一つの最高の作品の終わりを感じさせ、みんな幸せになって嬉しいでもちょっぴり寂しいハッピーエンドだった。
例えていうならまるでスキだったペットの猫が死ぬ前に僕からこっそり離れて良い思いでだけを僕に残して一人で死んでいくようで、それを理解しないといけないことが切なくて寂しくてでもそれがその子の選んだ運命なんだと喜ばなければならない終わりのような話だった。少なくとも僕の飼っていた猫はそうだった。
いい思い出だけを残して視聴者から去っていくヒックとトゥースにもう続編はないかもしれないと思わされるのだ。
始めてあった白いドラゴンに恋に落ちるトゥース
出典:IMDb
なかなか絵のセンスがあるのもいい!笑
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悪役もそのドラゴンもかなり悪いやつ。ドラゴンから吐かれる酸はなんでも溶かしてしまうやばい攻撃。牙が長すぎて口が閉じないんじゃないかなとちょっと思ってしまう。
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ドラゴンの住む聖地は綺麗だ!
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綺麗なのはいろんなところで見ることができてドリームワークの映画の中でもかなり綺麗だと思わされた。景色が前作より広大に見えて綺麗にも見える。
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ドラゴンがたくさん出てくるのは見ているだけでも面白い。
ちょこちょこ笑えるシーンがあるのもいい!
顔芸が多い映画だった。1作目はあまり顔芸なかったと思うけど今回はトゥースの表情とライト・フェーリーの顔に注目だ。
かわいいライト・フューリーだけど突然顔が怖くなる 笑
かわいさとかあまり関係ないシュレックをつくるドリームワークスらしいスタイルなのかなー?
トゥースの顔も面白い!
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トゥースがドラゴンの王になってドラゴンの国に行くためにヒックと離れ離れになっちゃう。
ヒックにとってもトゥースにとってもお互い大切な存在なだけにお別れは寂しい。
バカなところがあり愛着があるトゥースだけに幸せそうなトゥースとのお別れはいっそう寂しいのだ。
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そしてヒックとトゥースが顔を近づけるシーンは何度か出てくる。喜びを分かち合うことが多いこのシーンがお別れのシーンになってしまうことがまた寂しさが増すのだ。
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ヒックはアスティと結婚して子供ができて、あるとき海を航海しているときトゥースとライトフューリーとその子供たちに会う。
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トゥースはヒックのことをしばらく思い出せないようで攻撃しそうだったけど最後は思い出して久々の再開を喜ぶ。
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そして子供たちが手をかざすのがまたヒックとトゥースの思い出がかぶってくる。
子供ドラゴンもかわいい!
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伝説は言う。かつて人間とドランゴンが共に生きる世界があった。世界はドラゴンはいなくなったと思っている、でもヒックたちはこの秘密をドラゴンたちがこの地に戻って来るときまで守るだろう。
あまりにも綺麗なシーンが続くことから最後かもしれないから綺麗に丁寧につくろうと製作者もしたんじゃないかと感じてくる。とても愛が詰まっているからこそ綺麗で切ない作品だった。
話は現代の薄っぺらい、口だけの友情に欠けている本当の友情の大切さを考えさせてくる。資本主義に犯され、お金ばかりに目がいってしまう人が多い世の中には本当の友情は欠けているからこそ映画はグッと来るのだ。欠けていなくて本当の友情があることが当たり前なら当たり前すぎるはずだからグッとこない。そんなことを考えながら歴史の勉強は大切だなぁと思わされた。歴史は伝説が詰まっていて現在に欠けているものがたくさんあるからだ。もしこれで最後だったとしてもヒックとドラゴンの伝説は僕たちの心の中で行き続けるだろう。そして僕は歴史の勉強をするたびに思い出すかもしれない。みんなが思っていることはいつでも正しいわけではない。歴史に埋もれた消された真実は伝説に引き継がれているんだと。