朝日新聞DIGITALの記事を見て思ったこと。
「学生の政治的関心が高まりすぎると、そちらに熱が入って勉学がおそろかになる」
という公明・山口代表の発言はおかしいのではないか?
熱が入りすぎることが問題なのだろうか?それは時と場合によるだろう。
関心が高まることで問題になるのは、政治だけではない。
恋愛においてストーカーになったり、課金ゲームで課金しすぎとか、なんでも当てはまる。
さらに世界中に宗教を熱心に信仰するひとがいるわけで、それらの人に対して宗教を信仰しすぎると問題になるから信仰しすぎることは懸念すると言っていることにもなる。
18歳という年齢が問題ではないのに、それを別の問題にすりかえてしまうところは、国民に政治的な関心を持たしたくない、国民をコントロールしたいという表れに見える。
政治に関心を持ちすぎるくらいの人がいてもいいと思う。
それで道をはずすかどうかは別問題だろう。
子供が政治に関心を持つようにすることは教育の一つ。
政治的関心が高まると、海外のように市民が道路を封鎖や連日のように強い抗議デモということもありえるかもしれないが、それは問題があるから起こる話でその問題にしっかりと向き合う必要があるのだから、政治的関心が高まることは社会問題を意識させてくれるものにもなるのだから何をそんなに懸念するのか不思議である。
「学生の本分はしっかり勉強すること」、そして「自分の未来を見据えた仕事を選ぶことに力が入らなくなる場合もなきにしもあらず」と言っているが、
政治に関心なかろうがあろうが、自分の未来を見据えた仕事を選ぶことができない人は多いと個人的に思う。上でも述べたが、例えば、勉学以外に関心が高まりすぎることに、ゲームや趣味、恋愛などあると思う。恋愛もはまり過ぎればストーカーとか、ゲームもはまり過ぎれば引きこもりとか、なんでもやりすぎると道を外れる場合はある思うので、政治的関心が高まることを懸念するのはおかしい。さらに宗教の関心の高まりも問題にするのか?という話にもなる。そうは言ってはないが、同じことを言っているように聞こえる。
世界中に熱心な宗教を信仰する人はいる。それらを否定するように聞こえる発言は国際的に問題になりかねない発言だろう。国際問題意識のなさは大問題だ。
それに学生の本分が勉学なのはわかるが、大学生は勉強していないし、18歳への選挙権年齢引き下げを懸念するより、やりたいことがわからず、勉強に力が入らない人を作りださないような教育について考えることのほうが大切なのではないだろうか。
政治的にそんなに関心を持ってない僕でも、変だと思った政治家のトップの的を得ていない回答に、呆れてしまう。