アメリカのコマーシャルから見えた日本社会

日本のコマーシャルとアメリカでのコマーシャルは違っている。

日本では家族のCMが多いように思うが、アメリカでは男女のCMが目に付く。

例えば、女性と男性がプールで泳いでいて、そのあと濡れたままベッドに行くとか、

男性の上半身裸のCMとかキスとかよく見る。

子供も見てると思うのに、ちょっと過激じゃないか?と思うけど、どうなんだろう?

ちょっと不思議なのがアメリカでは子供が見る番組にとてもうるさい家庭がいると思うが、CMにはあまり文句を言わないのだろうか?

自国を知ることは自分のアイデンティティを知ることでもあるので、ちょっと考えてみよう。

なぜ、日本のCMとアメリカのCMは違うのか?

アメリカだけではなく、他国とも違いがあるだろうがここではアメリカとの違いを考えてみた。

アメリカは日本以上にセクシーというものに良いイメージを持っている気がする。

セクシーさで顧客の目を惹き、CMを見せるというようなことが多くあるように見える。

一方、日本ではセクシーさより面白さ、コミカルさ、たまに真面目なCMもあり、アメリカとは間逆に見える。

これは日本以上に性に関して開放的だといえるのかもしれないし、日本は隠しておくことこそ大切、美なのだと思っているところもあるのかもしれない。

でも不思議なことに、日本はアダルト産業が発達しているように見えるけどCMではそこまで露出はないし、やありこれはエロはおおっぴらにはするなということなのか??

まーハグもキスも日本では恥ずかし部類になるので、CMも性を思わせるようなものを作ってないのはしょうがないのかもしれない。

この見えないところでないと大胆になれないというのが日本の環境だ!と仮定すると、

なんか日本社会は窮屈だなと感じてくる。

ある外人の友達が、日本人はハグもキスもしないでどうやって男女仲良くなるの?と聞いてきたことがあった。僕は、ちょっと困ったが雰囲気のいい場所に行くんだよ、例えばレストランとかと答えたが、それでもやっぱり日本人は男女が仲良くなるキッカケが薄いきがする。

日本の出生率の減少や精神病の蔓延は悪い仕事環境だけ問題のように言われることもあると思うが、それはそんなに単純な答えではないように思えてくる。たくさん気を使わなければいけない、他と違うことをするとはぶかれるかもしれない。自分を追い詰め、気が楽になれない社会環境がどこかあるように見える。

それとアメリカのCMの男性はやたらと筋肉ムキムキな人が出てくるけど、それは女性の性が日本以上に社会へ進出していると思える。例えば、日本では女性の性は隠しているようなものだと思う、女性がおおっぴらに男性への関心を男性アイドルを除いて言ってはいけないような風潮があるようにも思う。それに対して、アメリカのCMで女性があるメガネをかけたとき男性の上半身ムキムキの裸が見えて、女性が興奮するというのがあった。見ていて面白いが日本以上に女性の性の主張というか、権利というかとても開放的に見える。

別の友達が言っていたが、「日本女性がアメリカに来るととても生きやすいけど、日本男性がアメリカに来ると生きづらいと思う。」

これは正しいと思う。日本だと開放的になりづらい女性がアメリカだと開放的でさらに、男性からアプローチもあるとなると生きやすいだろう。反対に日本男性はアメリカで女性に気を使えなかったり、真面目すぎて面白くなかったり、見た目がヒョロっとしててアメリカ女性受けしなかったりと、頑張らないといけないことがとても多くなる。

これは日本社会は男性社会なのだと改めて気づかされることでもある。

ただ、日本は社会で相互に気づかいをしているからこそ他国より些細なトラブルが少ないようにも思えるが、もっと気楽になれる社会作りというのは重要で、日本はまだまだ男性中心社会なのだとこのコマーシャルの違いから思えた。

関連コンテンツ



スポンサーリンク
レスポンシブ 広告
レスポンシブ 広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする