大人になることが難しい社会日本

日本とアメリカを比較したとき、人の見た目が違うことに気づく。

アメリカは男性は男性らしく、髭があったり筋肉を付けたり、声も低い人がおおい。また落ち着いている。女性も声が低く、また大人なセクシーさを感じさせる。

日本の場合は男女とも大人になっても子供のような若さを求められ、テレビを見ても若作りした人ばかりに見える。
男性は成熟した大人というより髭もなく筋肉もなく頼りなく見える。女性も変に声が高い人が多い。

日本は順調に大人になることが難しい社会だと思われる。
高齢化社会と言われるのに、年寄りが活躍する映画やアニメは少ない。
だけど地方に多くいるお年寄りたちはとても活動的な人も多いし、地方は年寄りでビジネスが成り立っている分野もあるので年寄りが主役のようなものだ。
でもテレビを見ると若い人ばかりでお年寄りはどこか寂しい、悲しい気分になるんじゃないかと思う。

大人の魅力を見つめられないとはなんと悲しい社会だろうか。
若いアイドルばかりがテレビにでてきて、若さを崇拝しすぎている。大人になれなることを認めれない社会は欝を巻き起こすと思われる。

日本とアメリカの電車内を比較したときにとても日本は暗く感じた。乗客が疲れきっていて、そして必死にみんなオシャレをしているように見えた。トレンドを追いかけて若さを保とうというのだと思うが、非常に自分がないように見えて薄っぺらさを感じる。

このような社会では子供は大人になりたくないと思うし、年を重ねることで暗い気持ちになるだろう。若く見えることはいいのだが、子供に見えるような容姿などをいつまでも目指すのは異様に見える。
これは人だけではなく、日本にも言えると思う。戦後、高度成長期、バブル、バブル崩壊、そし失なわれた20年と言われる期間を今でも継続している日本だが、この失われ20年が今でも継続している原因に、成熟できない日本という存在があるのではないだろうか。いつまでもバブルのようなものを夢見たり、いつまでも同じ人事であったり。先進諸国にも成熟期というものがあると思う。いつまでも昔のままを夢みていては成長できない社会になるのではないだろうか?

アメリカにもたくさん悪いところはあるけど年相応に生活しているライフスタイルは日本よりいいんじゃないかと思った。
年相応のライフスタイルや生き方をすることが生きやすいし、楽しいと思うのに、年はとるのに頑張って若くしようとして年取るたびに憂鬱になったりする人を見てると、日本は自分の首を自分で閉めている社会になりつつあるじゃないかと思えてくる。

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