アメリカでのオンライン送金Zelleについて 使い方や思ったこと

友達同士で食事した後にお金を誰かがまとめて払うとまとめて払った人に日本ではみんなが現金を出し合うと思うけど、アメリカではVenmoという携帯アプリで送金し合うことが多い。
ものすごく簡単で誰がいつ支払ったかやコメントも残せるし送金手数料もかからないからかなりいい。オンライン送金でfacebookからも送金できるけどVenmoが主流だ。しかし最近ではZelleというのを使う人も増えてきていると思う。

銀行間でのオンライン送金はZelleという送金システムを多くの銀行が採用しているのでオンラインで銀行ホームページに進み、Zelleのタブがありそれをクリックしてあとは送りたい人のメールアドレスか携帯番号があれば手数料無しで送金できてしまう。

僕は大家はVenmoをもってなかったのと銀行のオンラインからの送金方法を僕は知らなかったのでいつも銀行に行って送金していた。しかも大家は僕と違う銀行を使っていたので、一度自分の銀行に行ってお金を引き出してそのお金をもって大家の使う銀行に行って送金をしていた。本当にめんどうだった。僕はカリフォルニアにいるから天気もひどくないし雪が積もるなんてこともないから大家の銀行までいけるけど、これがニューヨークとか雪が積もる場所だったら送金するためにわざわざ銀行に行くなんて僕は考えられない。というか毎月雪の中歩いて送金しに行くなんてしたくない。僕が支払いで困っていると銀行の人がオンラインで送金できるよって教えてくれた。

今まで手数料を払ってワイヤートランスファーしたり、ちょっと時間かけて現金持って違う銀行に送金しに行ったりしてたのがバカらしい。ワイヤートランスファーって手数料が高くて家賃を払いたいだけで数千円とられて意味不明だった。ワイヤートランスファーしたとき何度か手数料がこれぐらいかかるけどいい?って聞かれていたけど、いいわけないだろって今思う。やり方がそれしかないと思っていたからしてただけだし。でも何度も銀行に行ってたから銀行の人ともちょっと仲良くなれたしなかなか英語の勉強にもなったと思う。それは良かった。銀行員ももっと早く教えてくれればいいのに、時間もあって天気がよければいつも大家に払うため違う銀行に現金を持っていくんだよって伝えてたのに不親切だよなぁ。

Zelleを知ったきっかけが家賃を支払いに大家の使っている銀行に行ったとき、銀行がお金を受け付けないといいだした。はぁ?意味不明なんだけど、とか思っていたら「小切手で持ってきてくれ」というではないか。仕方なく僕が使っている銀行に戻って「小切手にしてもらっていいですか?他の銀行で現金だと受け付けてもらえなかったです」って伝えると、銀行の人も「あーだから他の人も小切手にしていたのか」って言っていた。違う銀行間では情報の共有がなかったらしい。

ものすごく不便だなぁと思っていたら銀行の人がオンラインでも送金できるよ、Zelleってあるけど知ってる?僕は知らなくて教えてもらうことになった。ただやり方がわからないから僕の口座を見せながら教えてもらった。口座を共有しながら教えてもらうのはあまり好きじゃなかった。

それにこのZelleは送金できる金額が$2000 $2500(人によるのかわからない今はこの金額)と決まっていて日本のオンライン送金システムより遅れる金額が少ない。僕は学生で働いてないので少ないのかもしれない。アメリカのオンラインシステムってまぁいいけど日本と比べると微妙だなぁって思った。

まぁインフラそのもがアメリカは日本と比べて微妙だからしょうがない。
忙しい人ほどZelleを使うらしんだけど、その理由が現金も小切手も必要ない、スピーディーだかららしい。それは日本ほど忙しい人が少ないのかな?と思ったりもする。それが日本よりアメリカはまだ遅れていると思うオンライン送金の環境からもそう思う。アメリカが遅れているからといっても個人間の送金の手軽さは日本より進んでいる。

コロナの自宅待機でもZelleは役にたって手数料はかからないしすぐに送金できるし、Zelleを知らなかったら毎回銀行に行ってウイルスに感染する危険があるわけだからZelleは命の恩人みたいな感じだ 笑
こんな大切なことは最初から銀行が教えるべきだと思うのに不思議と教えないんだよなぁ 笑
留学生も知らない人や使っていない人はいるから、もしものことを考えてやり方は知っておいてほうがいいんじゃないかな?って思う。

一応Wells FargoでのZelleの使い方

Transfer & PayをクリックしてSend Money with Zelleをクリック

そうすると一度登録した受け取り手の名前がでてきてそれをクリックすると送金画面になる。もし登録の仕方が分からない場合は銀行の人が一緒に登録してくれるので聞いてみるといい。受け取り手のメールアドレスが必要。受け取り手は違う銀行でも受け取れる。僕のこのケースでは僕はWells Fargo受け取り手はたしかBank of America になる。

入力するところは金額をAmountのところに入力、Deliveryはどちらでも大丈夫。Memoは何の金額かを書いておくといい。単語でも文でも問題ない。

Continueを押した後は確認画面になって確認を押すと送信となる。

他の銀行、口座でもZelleのパートナーであればデスクトップから送金できる。

<Capital One>

<Zelleのポイント>

・手数料がかからない

・相手のメールアドレスか電話番号が分かれば送金できる

・銀行のウェブページかZelleの携帯のアプリから送金できる

・送金に時間がかからない

・Zelleで何かを購入して送ってもらうような場合の取引にはZelleは使わないほうがよい

・送金金額に限度がある

・国際間ではZelleで取引できない。アメリカにある銀行でかつZelleを使える銀行のみ。

ZelleのホームページによるとZelleは銀行が対応していない場合、Zelleの携帯アプリ(Android, iOS)から送金、受け取りができるそうだ。

またこのウェブサイトによると送金手続きをしたけどすぐであればキャンセルもできるっぽい。僕はキャンセルしたことないけど。
送金時間がかからないのは本当に便利で「ああ!送金し忘れてた!明日までに送金しないと」っていう、学生の怠慢あるあるで家賃の支払い遅れになるケースがであったんだけどZelleならすぐにできる。またオーナーにもメールが行くはずだし、メールの受信がなかなかできなかっても送金した証拠も画面のスクリーンショットですぐ出せる。家賃のトラブルを避けられるのはかなりいいと思った。Venmoも便利だけど着金するのに時間がかかる。

Zelleウェブサイト

Zelleに関することはこのウェブサイトにあるブログからも知ることが出来る。

注意点:

Zelleはクレジットカードのような購入して商品した場合、商品が届かなくてトラブルに巻き込まれた場合にカード会社に相談したり、送金をしばらくたってでも止めるというユーザーを保護するものがない。そのためお金を受け取る送るというだけであれば安全に使えるのだけど商品を購入する場合は使わないほうがいい。つまり詐欺に対しての保護がないということ。信用できる相手としか利用をするべきではない。Zelleは合法的なサービスだけど他の同じようなサービスと比べると保護がないのが不利なのだ。追跡もしてくれない
例えば、売主、セーラーがお金をZelle経由でもらうとすぐに銀行アカウントをシャットダウンして逃げるということが考えられる。このようなことを銀行の受付ではいっさい説明をうけずに僕は大家に送金したけどもし僕が間違ったメールアドレスに送金していたらキャンセルできる期間に気づかない場合、お金は戻ってこないことになる。まだZelleでの詐欺はほとんど聞かないけど今後詐欺が増える可能性もある。Zelleには限度額があるからいいけど。日本のインターネットバンクと比べると安全性は欠ける。日本の場合は使った人の過失の有無に限らず詐欺にあった場合はお金を保証するというのがある。WellsFargoもアカウントがのっとられてZelleで送金されたなど事件などには保障がされているけど自分の過失の場合での詐欺は保証がされていない。アメリカってサービスは色々生まれるけど詰めが甘いと思うことが本当にたくさんある。
Zelleのことは使っている銀行のウェブサイトのhelpを見るとZelleに関していくつかのQ&Aを見ることができる。

WellsFargoのHelpのリンク

Zelleが使える銀行

Zelleが使える銀行は常に変化しているが今どこが使えるかを調べるにはZelleのホームページにアルファベット順に出ているので見てみるとすぐにわかる。とにかくいっぱいある。

Zelleのホームページのアルファベット順のページ

Zelleの言い方

Zelleはゼルと言ってもいいけどリズムはSellに似ている。なのでゼルと早くいうのでなかくセールを意識していうと伝わりやすいと思い。

Zelleの意味

名前の意味の明確な答えが見つからなかった。しかしYahoo知恵袋によると日本の精神病院の隔離室のことをZelleと呼びドイツ語の意味では細胞という意味らしい。
このことから英語のCell(細胞)に近い名前なので細胞のように無数にある銀行をつなぐシステムという意味とSellという売買できるシステムという意味でZelleという名前をつけたのではないか?と勝手に思っている。ドイツ語ではZelle(ツェレ)と呼ぶらしくアメリカでのZelleの発音とは違う。

思ったこと

Venmoという送金サービスもあるけどVenmoは友達同士で使っている感じでZelleはVenmoも持っていない大家に送金するためのに使っている。オンライン送金システムってアメリカではいろいろあってZelleやVenmo以外にFacebookでも送金できる。でもアメリカ人でもVenmoもないFacebookもやっていないっていう人がたまにいて、その場合はその人の直接お金を渡すか、その人の使っている銀行に振込みにいくかワイヤートランスファーで僕の使っている銀行から送金するぐらいだった。それがZelleだと歩いていく必要も無いし大金を持ち歩くリスクも減るし手数料もかからないし、時間もかからないから便利。さらに僕の大家って同じ銀行のアカウントを複数もっていたみたいで銀行で指定の口座に振り込んだはずなのに銀行員が勝手に指定した口座じゃなくて別の大家の口座に振り込みしたりしたことが何度かあって大家から家賃が振り込まれてない、いや、振り込んだんだけど、みたいな会話があってめんどくさかった。銀行の人がなんで勝手に指定した口座以外に振り込むのかわからないけど、それがアメリカのサービースのクオリティだと思う。オンライン送金だとそんなミスがないからいい。

オンライン送金サービスって日本にいても使えるから、一時的に日本に帰国して家賃払い忘れていた!ってなったときボタン一つでアメリカの銀行からアメリカの他の銀行に送金ができる。

昔はZelleがなかったようだし、なんでこんなに便利なシステムがアメリカになかったのか不思議。日本だって銀行はオンラインで送金は当たり前なのにアメリカのサービスの遅れすぎ度合いが分かる。その一方でUberとかサービスは日本より進んでいるし不思議な国だぁ。公共サービスはとにかく日本より悪いと思う。

留学生の中にはZelleなんて使ったこともない人がたくさんいるかもしれないし、おそらく必要がないと思う。シェアルームの人が多くて誰かが立て替えて家賃を払うケースだと現金かVenmoで立て替えた人にお金を渡せばいいし、各自でシェアしている家賃を払う場合も大家が近くにいるケースが多くて大家に渡しにいけばいい。さらに大家によってはVenmoを持っているしVenmoがあればある程度問題ないんだけど、僕みたいなケースだとZelleは助かる。ZelleはVenmoのように日常のささいなお金のやりとりにも使ってもらいたいんだと思うけど学生ではほとんど使っている人はいない。少なくとも僕の周りの留学生にはいない。アメリカに留学する場合はいろいろ使えるものを知っておくほうがいい。Venmo,Zelle, Paypalなど相手によって使い分けないとめんどくさいことになる。使い分けないといけないことが多いのも大変だけどそれらのツールを使うのと使わないのとでは大きく違う。留学する前からそういうこと知りたいのになかなかそんな情報がないから日本人が留学する場合は情報不足な気がする。

でも本当はPaypalで支払えるなら払いたいんだけど、大家がpaypalも持ってないからできない。大家にPaypalのビジネスアカウントを作ってもらいたんだけどやってくれない。それだとPaypalでクレジットカードからの引き落としになるのでポイントつくし、学生用のクレジットカードを作る人も多いし、またアメリカ国内でカードを作れなかったとしても日本から海外への送金ができる。わざわざアメリカ口座に日本から送金して送金手数料も高く取られて振り込まれるまで何日も待ってとかPaypalはしなくていい。そして国が違っても相手のメールアドレスがわかれば送金できるというのもいい。Paypalを使って海外送金する場合手数料が意外と高いと思う人がいるかもしれない。僕も最初はそうだったけど、あくまでもすぐに送金したい場合の手段として使えることとクレジットカードでポイントがつくということ。クレジットカード払いの場合、商品の支払いとして扱われるので受け取る側に手数料が引かれるけどそれでもクレジットカードのポイントがつくほうが送金金額が高ければお得だと思う。手数料分はもちろんこちら持ちにしてあげないと大家は嫌がるだろうけど。またPaypalでアメリカから日本へ送金する場合はXoomを使うといい。これは友達が使っていたけど僕は使っていない。このXoomはPaypalって意外と手数料が高いけど手数料がかからなくなるサービス($1000以上の送金の場合)。

あとTransferWiseっていう国際送金サービスがほんとにいいよって前から友達も言っていたけど、僕は使っていない。このTransferWiseはまだ新しいサービスで僕はあまり信用していない。とくに登録するときにマイナンバー書類の提出が必要になることがひっかかる。TransferWiseの企業は海外企業でマイナンバーという日本の個人の機密情報を送信することに抵抗が僕はあるのだ。海外に住んでいる場合はマイナンバー書類の提出は必要ないらしいんだけど帰国したら提出だし、新しいものは時間を置いてから使うように出来るだけしているので様子見といったところだ。なんでたくさんの人が手数料が安いからといって安いほうにいってしまうのかわからない。まぁZelleも新しいものだけど、これは銀行員を信じてやってたことで後で調べたら上に書いているように気をつけないいけないことがいくつもあるということを知った。書類の提出もいらないのでそこも良かった。手数料が安くなくても安心と思えるものを使ったほうがいい。マイナンバーといえばアメリカのソーシャルセキュリティナンバーと同じものだけど、アメリカでソーシャルセキュリティナンバーを海外企業に渡すかというとしないと思う。もちろん企業側が悪いことをするわけではないと思いたいけど海外企業と日本企業では情報の漏出したときの広がりが違うと思う。危険が増すんじゃないかと。年金も中国企業に計算を任せていたとか問題になるのになんでTransferWiseを使うことにマイナンバーを提出しなくてはいけないことを不安に思わないのか不思議だ。TransferWiseは日本国内にトランスファーワイズジャパンという会社があるけどマイナンバーという点がどうしても気になってしまう。

アメリカに留学するなら送金に使うVenmoはダウンロードしておくといい(メリットデメリット)

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