僕はSNSが好きじゃない。
アメリカではSNSは就職活動に使われたり人脈形成で重要なツールでもある。さらにSNSからは昔の友達と繋がれたり、たまに面白い話がきけるのもメリットはあると思う。
しかしなぜSNSが好きじゃないのか?
インスタグラム、フェイスブック、その他のSNSで気持ち悪いのが楽しさをこれでもかと見せているところだ。今の世の中は楽しさを見せる時代なのだと思うけど、この楽しさを無理に見せようとすることは真実を隠してしまうのと、ただ知りたい情報を得たいのにいらない楽しい情報がたくさんついてくるのがとても見ていて疲れてくる。
楽しさを捏造する、詐欺のようなものだ。
楽しさややりがいを過剰に表現しても実際に映画をみたりしてもあまり面白くない映画で時間がもったいなかったと後悔したり、まるで楽しいバイト先のような募集をしながらバイトの職場環境は実は悪かったということに気づいたり詐欺まがいなことが当たり前に行われているのがたぶん今の時代なのだろう。
好きでもない勉強は面白くないはずで勉強は苦労するものなのに、まずは勉強を好きになってもらおうとする考えが先にあると思う。やらなければならないことは好きじゃなくてもやらなければいけないのは当然なのに好きにさせようさせようとするけど、それでは好奇心もあまり育たないのではないかと思う。僕の例でいえば歴史は好きではない分野だけど、映画の歴史やゲームの歴史から過去の世界史、日本史とつなげることで好奇心をもって勉強はできる。人によって好奇心が育つものは違うのだ。僕はそれでも興味を持つまで時間がかかっている、なぜならちょっとやそっとの知識ではゲームと映画の歴史をつなげて日本史と世界史をリンクさせることは難しいからだ。学校でやるような先生が話す面白い話はあまり好奇心が育つとも思えないし、好奇心が育つと思っているのなら決め付けでしかなくて子供がかわいそうである。
楽しさを無理にでも見せよう、感じてもらおうとすることは薄っぺらいものになりがちだと思う。
そして面白いものや自分を良くみせようとする過剰な時代といえるのが今のブラック企業が溢れている世の中の原因の一つに精神論がある。仕事に命をかけるかのごとく仕事をさせようとすることは洗脳や思い込みをさせる詐欺でしかない。嫌いな仕事をしていたら好きになる、やりがいを持てとか嘘だと思う。なぜならそのように精神論をいう人はけっこう上の世代の人が多い。上の世代と今とでは日本の経済状況は違いすぎる。今は不況だしお金を貯金する人が多い世の中で給料があがるわけもなく仕事に希望をもてというのはかなり無理な話である。日本のバブルより前の時代は多くの人が精神論を言われても日本の将来に希望を持てていたと思う。給料は上がり、お金をばんばん使い、仕事も好きだと思いこむことは簡単だっただろう。
今と昔では大きく違うのに好きでもないものを好きになれということは大きな矛盾がある。
SNSとはこのような詐欺にも似た良く見せようとする人達のたまり場になっていると思う。
自分を持っていない人は自分の生き方が悪いや性格が良くないから、お金がないからいいけないんだと思ってしまうだろう。その結果、SNSによって鬱になる人だっている。
SNSを頻繁に利用するというのは時間がもったいないし精神衛生上良くないことなのだ。
だから僕はSNSを好きになれない。今の世の中、自分や物を良くみせたい物に溢れすぎていて正しい情報かどうか疑問を持つものが多い。そしてそれらの情報に流される人が多いのが今の世の中だろう。その結果のドナルドトランプの当選とは言える。
人って本当のことを言わないことが常だと思うし、だからこそSNSやインターネットでは嘘だらけの情報に溢れていると思う。また人によって感じ方が違うのでしょうがないが、料理をするという人の話を聞いていると実はたいして料理をしていなかったり、料理が得意と言う人の話を聞いていてもあまり料理していない。絵を描くのが大好きだといっても全く絵を描いていない。将来のために仕事を頑張るというヒモの男と結婚した女の人がいて、ヒモは全く働かないという状態。世の中は本当を言わない人で溢れているのだ。彼女彼氏でのろけている人ほど別れていたり、仕事が楽しいという人ほど仕事は辛そうにしていたり。
それと、就職企業の人気ランキングというのがある。良いと思われる企業に人が殺到するのは分かるが、なぜその企業がいいと思うのか?人気企業のランキングというのは時代とともに変わってくるのに、なぜか今その企業が人気だからその人気企業に行きたいと思うのか?
今人気なものは将来人気が下がる可能性が十分あるのがわからないのだろうか?
IT系は昔全く人気がなかったと思うが今では人気ランキングに上がってくる。
SNSが嫌いなのが人を簡単に誤魔化して絶対的に良いわけというのはないのに、多くの人がいいねといってそれを真似しだす。就職人気ランキングみたいなものだ。
今悪いと思われている業界、企業が良くなると思えないのだろうか?もちろん経営が悪い企業はなくなる可能性もある、でも労働環境など改善していくと良くなる業界はあると僕は思う。人が多く殺到するところより殺到しないところのほうが無理に競争しなくていい思うし、楽だと思えないのだろうか。楽をしないことが大切と思っているのかもしれない。例えばアニメ業界、ゲーム業界はまだまだ労働環境は良くなるだろう。また日本はアートがものすごく疎いからこそアートは伸びる業界だろう。楽器を個人で教えている友達にお母さんは音楽と言うすごくビジネスとしてリスクが高いものを、こじんまりとした教室で年間として十分に生活できるお金を稼いでいる。手を広げればもっと稼げるけど、稼ぐことよりも別のこともいたいからとしないのだ。気が楽な仕事である。
SNSのような人の考えた良さの押し付けより自分にきちんとした価値をもって生きたほうが断然にいいと思うのだけど、なんでそんなにSNSとかテレビ番組の多すぎると思うお笑い芸人の不要だと思うお笑いが人気なのか不明である。お笑いはいいから必要な情報だけ欲しいということもあるのだ。
そいうことでSNSという自分を良く見せようとすることが好きじゃないのだ。