音楽やアートは必要ないというが実は軍事的にも必要な理由がある。

軍事的というからにはセキュリティや攻撃、防御という戦い関係しているということである。音楽とアートは一般的にはエンターテイメントでお金を経済成長になかなか繋がらないといわれ軽く見られがち。

実はそれは大きな間違いなのだ。
そもそも音楽は戦乱期に士気を高める相手の士気を下げるために演奏されたり国民をまとめるために使われたりした歴史がある。アートも同じで紀元前や中世などであれば言葉がわからない人に絵によって人をまとめるための宗教を理解させるという役割があった。また宗教だけでなく教育的な意味で使われ絵を見ることでどうしないといけないかという道徳を学ぶために使われた歴史もある。それは良い反面、使い方を間違えば悪い方向に学ばせるということにもなる。例としては中国共産党アートだろう。

しかし使い方を間違わなければ人を教育して絵を通して理解を深めその国にとって必要な教養を学べるという意味があるのだ。
これがわかりやすいのが日本の漫画。漫画は日本で特に読まれているけど子供だけでなく大人にも絵を通してみたほうが楽しかったり分かりやすかったり理解を深めることもできるツールとして知らず知らずに使われていると思う。それだけ絵は重要ということである。

音楽や絵がない世界は間違いなく人が生きる上で士気のようなもんが高まらない世の中になるだろう。なんでアメリカの人たちが国家を多くの人が自信を持って歌うのか?音楽が間違いなく国をまとめるナショナリズムを高めているからだと思う。逆に日本は国家を歌うことを避ける傾向があるのを見ていると音楽をうまく使えていないんだろうなぁと思えてくるのだ。そもそも日本の国家は戦前からも積極的に歌うより軍歌を歌ったほうが良いという人たちもいたらしく国家をまとめる力が強くあるかというと少し疑問でもある。まぁ日本の国家を否定しているわけではなく、あれはあれでいいんだけど別の形もあったほうが音楽として力を発揮するんじゃないのかなと思ったりもする。

現在、様々なことから日本の中では分断が広がりつつあると思うがこれは音楽やアートを軽視していることも原因の一つとしてあるんじゃないかなと思ったりもする。決して原因は一つではないけど長い人類の歴史の中に生死と音楽と芸術が密接だったことを考えると音楽と芸術の軽視は生きるということを考えることから遠ざける傾向があるんじゃないかなと思うのだ。エンタメだけの音楽とアートが広がり日本人として重要なものを学べない音楽とアートでは愛も薄れていくんじゃないかなって思う。これはセキュリティということと繋がる話だと思うんだけど、国民が分断すると安全でなくなってくると思うので人を信じられない荒れた社会になると思えてくる。アメリカの治安の悪さは貧困格差や教育格差などから妬みや怒りなどで攻撃的になる人がたくさんいるからだと僕は思うんだけど、そんな彼らでもアメリカを嫌いというわけではないと思う。なかにアメリカ嫌いで銃乱射をする留学生というのはいたけどアメリカ国民の多くは妬みがあってもアメリカを好きな人は多いだろう。だから国家の人をまとめる力はすごいと思う。

アートや音楽などからまとまれるものがあればなかなか分断は起こらないと思うから分断を狙う攻撃がもしあったとしても防御力は高いだろう。
スポーツを見ていればどれだけみんなが音楽とペイントなどのアートでまとまっているからわかってくる。音楽とアートは明らかに人をまとめる力があるのだ。

アートにおいてセキュリティは、アートによってイメージアップと味方をつけることができるということだ。例えば読むのが苦手という人に分かりやすく物事を理解させ道徳を高めることができたりファンがたくさんできることで敵対する人を減らすということである。反日国家にも日本好きがいるのも芸術というソフトコンテンツの効果は大きいだろう。世界には字を読めない人や教育が日本より足りないところもあり芸術はそういう人に良い印象を与えると思うし味方は増えるだろう。
現在はたくさんのアートフォームがあって漫画だけじゃなくて映画やゲームなどもそうで、色んな価値観を身につけることは出来るけど、下手したらバラバラすぎる考えの人が生まれやすい環境だとも思う。表現の自由は必要なのは当たり前だけどアートを見る知識や見方を勉強しないと映画やゲームから悪い影響さえもあるんだと僕は思う。

そういうエンタメ目線だけでなく緊張感のある教育目線でアートと音楽も考えないと日本や自分の生活だけに関係した話だけじゃなくて海外でもアート見ても音楽について考えても海外の人と大きな差が生まれてしまうんじゃないかと思う。特に海外では宗教を生活にしっかり取り込んでいる理解している人も多いので、宗教を通して国を考えて宗教音楽と宗教アートを通して愛やナショナリズムを学ぶわけだ。だからアートと音楽の勉強は他国のことを学ぶことにもなるし宗教を学ぶことにもなるから宗教が考える道徳観も学べるし日本の道徳観を比較して考えることもできるから柔軟な考えになれるんじゃないかな?って思ったりもする。

今は受験勉強に焦点をあてられ続けているから、本来の意味ある学びということが欠けていると思えるのだ。

軍事的にと言えば戦時中は他国のアートや本や音楽も禁止されるほど情報コントロールされたわけだ。それだけアートと音楽は力があるということである。なんでも自由になった現代だけど日本をまとめるための日本のアイデンティティを学ぶことにつながるアートと音楽教育は軽視しちゃいけないんじゃないかなって思う。
もちろん古い音楽は面白くないと思う人もいるだろうけど、聞き方、理解の仕方を学ぶことが重要だと僕は思う。
僕もまだまだ勉強しているけど特に西洋アートと音楽からは理解しないとわからないことが多いなと強く思う。日本の古いアートもとても日本の考え方が詰まっているから重要だし、アートから伝わるメッセージは日本はすごく精神的に強かったんだと思うことだ。

アートも音楽も勉強したら終わりがないから全部理解はできないけど一つ一つ少しでも理解しようとする姿勢は必要だと思う。

特に映画を見ている思うのが子供に見せるべきじゃないものとか普通に公開されていていい加減すぎるでしょ!って思ったり日本人を馬鹿にしているでしょ!っていうのを理解してみればいいけど理解できずに見てしまうことに「あーあ」って思う。

国際的な話を言えばアートと音楽教育に力を入れている家庭はかなり良い家庭が海外でも多いって言われていて理解がある人のほうが頭がいいというのは言いすぎかもしれないけど悪く思われないと思う。日本の教育は義務教育でみんな一緒のことをできるだけまなべるわけだから音楽とアートもしっかり学べば音楽とアート分野でも国際的に高い知的な人になると思う。僕ももっと勉強しないと。

それと音楽とアートを学ぼうと思えば間違いなく多角的に学ばないといけなくなってくると思うから知的好奇心と探究心を育むことになり主体性のある人にしていくだろう。多角的にという点が面白い点と重要な点だと思う。受験勉強だけだと断片的な知識がついて勉強し終わったら忘れてしまうという人も多いと思う。それがアートと音楽がくっつくと忘れずらくなると思うし意味ある勉強になるんじゃないかなって思う。アートと音楽から歴史を学んで宗教も学ぼうとして数学も学んで外国語への興味を持ってさらに自国の言語さえ興味を持ち自国を学ぶことになるかもしれなし、少なくとも僕は興味持っているし。人によってはそこからプログラミングに興味もってプログラマーとか世の中の動きに興味をもってマーケットの分析や何か研究する分野に進むかもしれないし、受験が終わった時点で何がしたいかわからないなんていう人はなかなか出ないじゃないかなって思う。音楽と芸術は興味を人の惹きやすいからこそ、そこから色んなことに広げる窓口としては素晴らしいと思うのだ。

もちろん古いアートや音楽だけでなく現代のゲームであり映画であり漫画であったりファッションであったり化粧であったりなんでもアートに繋がるから、そこから知的好奇心を広げていけるんじゃないかなって僕は思う。

もっとわかりやすい具体的な例を入れば

絵を描けるだけですごい!思われたり
音楽ができるだけで友達が出来たり、
漫画やゲーム、アニメなどの共通の話題があるだけで言葉が違っても学生は仲良くなれたり、文化が違っても共通なものを感じたり
他国のゲームやアニメや漫画、映画などを興味持つことで他国の言語に興味を持つ人もいるし、そこから数学的な美しい音楽の構成を学んだり国ごとの特徴をアートと音楽から学んだり、芸術の向上のために解剖学を学んだり建築学を学んだり医療だって学ぶ人もいるだろう。アニメなんて日本は全くその気はなかったと思うけど日本人を好きにする効果が出ていて中国からすれば日本のプロパガンダなわけだ。
アートと音楽は知らない間に自分達の味方をつけるし、知らない間に色んなことに興味を抱かせてくるのだ。

ゲームなんて戦いが終わることがない古代の時代からボードゲームもあって戦いのシミュレーションに似た効果もあるわけで、国や文化によって求められているボードゲームも違って何を重要視しているかがわかる。現代のゲームでもFPSなどは戦争時の銃をもって戦うシミュレーションとし使うなんていうのは誰でも想像できると思う。

建築だってその国の技術を表わすものだしその国のデザインセンスの有り無しをみせつけてくる。歴史でも建築は国家として重要なものなのだからデザインは馬鹿にできるものではないのだ。ファッションやメイクもその国のセンスを表わしているし、厳しい国ではその厳しさの中で発展できるファッションセンスとメイクが求められる。他国からみてダサいや真似したくないなんて思われるセンスがあったらイメージ戦略としてはうまくいっていないということになる。もちろんみんながかっこよくならないといけないということではなくセンスがあるかないかが重要。アメリカを例にするとダサい格好でもセンスがあるし気張ってなくて自然。みんなが強制されていない自由もファッションのセンスが多様というのがわかる。ダンスも一つのアートフォームで韓国のダンスグループが人気なのも韓国の国家戦略なわけだし、韓国ドラマがいろんな国で人気なのも国家ぐるみで映画、音楽などの芸術分野に力を入れているからだと言える。

そして忘れがちだったり気づかなかったりするけど、何か創造するには破壊が起こることが多い。創作活動は創造的な破壊なのだ。この考え方がないと芸術は発展しないんじゃないかなって思うのと、創造的破壊は文化の発展と民主主義に関係しているから創造的な破壊ができないとイノベーションは起きないし文化も発展しづらく民主主義が本当にあるのか疑問ということになる。民主主義は悪くいえば一人一人の戦いで破壊して作り変えていく要素があり、良く言えば意見を言いやすく権威に屈しない環境があり社会の変化は古代と比べても少なくとも早いと言える。民主主義は情報の統制を嫌うので色々な情報が入り科学の発展、文化の発展しやすく、それはアートを作りやすい環境と言える。アートは民主主義を考えることにもつながっているので芸術軽視は本当に民主主義があるのか?と疑ってしまう 笑
民主主義と軍事も重要な関係があって軍事政権より民主主義が機能している国の軍事のほうが軍事も発展しやすいと思う。アメリカを見るとそう思う。アートは創造的な破壊を学ぶことでありそれは批判的な思考を身につけ理論と感情をまとめることなんだと思う。アメリカは良くも悪くも相手のことを考えないアートがありその分、メッセージは強いと思うけど僕はアートは相手の気持ちを考えることを学べる要素もあると思うから人の成長と自立としても重要なものだと思う。
アメリカがもったいなのが教育格差がひどくて民主主義としての土台はすごいのにアートを学べない人がたくさんいるということだ。もしみんなが芸術を学ぶとものすごい文化の発展とクリエイティブなものが生まれさらにイノベーションも起こりやすくなるんじゃないかと思うけど、なかなかそういう政策はできないだろうしアメリカは宗教もキリストが強いわけでキリストを越えた創造的な破壊アートはアメリカより日本のほうが生まれやすいだろう。

イノベーションとかレボリューションとか大きな変化ばかりに目がいきがちだけど、すぐ結果がでなくてもソフトコンテンツなんかは少しずつ一般の人に長期的なイメージ戦略として力を発揮している。
経済発展ばかり考えて芸術分野を軽くみがちだけど、実は少しずつファンを作り経済発展する可能性があるのが芸術だから重要なものだといえるのだ。世界中の人が真面目に芸術を学んでいるわけで国内に芸術の軽視することは文化と民主主義と個人の成長、軍事という点でともて残念だと思う。

これらの理由からアートと音楽は軍事的にも重要であり、一人の人間が生きていく上でも人生戦略の一つとしても重要な部分になるだだろう。そして日本はもっと芸術分野にお金を投資するべきだろう。

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