【感想・ネタバレ・考察】マーウェン 芸術療法によって治療している実話がベースな映画

映画は実話をベースにしたもので僕はこの映画の主人公マーク・ホーガンキャンプがどんな人かわからなかったのであまり知識がない状態で映画をみた。しかしこれは事前に勉強してから見るともっと映画を楽しめたんじゃないかと思った。みんながマーク・ホーガンキャンプのことを知っている人ばかりじゃない。実際にアメリカ国内では10億円を超えている収益だけど世界では2億円を超えるぐらいで、制作費が44億円で興行収益13億円越えだから大赤字なんじゃないかと思う。アメリカでは注目されていたけど海外ではマーク・ホーガンキャンプっ誰?ってなったんじゃないだろうか?

マーク・ホーガンキャンプは以前にドキュメンタリーMARWENCOLという映画で取り上げられている。おそらく日本では映画公開されておらず一部のレンタルショップや個人でDVDを購入したりしないと見れないんじゃないかと思う。

マーク・ホーガンキャンプについて調べたらこの人はすごい人だと分かってきた。すごいと分かるから映画を見て世界のアーティストや苦しい思いをしている人が誰でもやればできるんだ、と勇気付けられる映画になると思う。

マーク・ホーガンキャンプについて簡単にいうと男なのにハイヒールを履いた女装している人でそれを気に入らないと思った男達がバーでボコボコにして半殺しにした。そして脳に傷害を負ってさまざまな記憶を無くした。そしてリハビリのためにミニサイズのMarwencolという町を作り人形の撮影をしだすという話である。

本人は展示会を開いたりしていてフィギュア写真の展示会という日本でもアメリカでも珍しいことをしている。

出典:Pioneerworks

出典:allouchegallery

上の写真で和服を着ていたり映画で寿司ということを何度か出てくることから日本オタクかと思ったけど、いろんな写真をみたり記事を読んでも日本オタクだとは言ってないので違うっぽい。

さらに本を出版していて日本でも購入できる。フィギュアの写真集だ。

オタク市場が盛んな日本でもフュギュアだけを撮影した写真集になると珍しい部類になると思う。そのようなことをする マーク・ホーガンキャンプはアメリカでの先駆者なのかもしれない。

日本でもフィギュアを使った写真集を出している人がいる。日本のほうがやっぱりかわいいんだけどアメリカにかわいらしさを求めてはいけない 笑

マーク・ホーガンキャンプは写真集だけじゃなくて本人のホームページなどではポスターやTシャツも売っている。

マーク・ホーガンキャンプのホームページ

マークの行っている治療は正式名称がちょっとわからないのだがDIYによるデザインセラピーで自分で何かを作りながら表現し続けることで記憶、認知をよみがえらせて、さらに物理的な能力まで回復させようとするものだと思う。英語ではセラビー( therapy)というのはあるけど具体的に無く、言ってしまえばA form of DIY design therapyといったDIYの形をとったアート心理療法という感じだと思う。ちなみにアートは治療にも使えるので僕は普通の人でもアートをやったほうがいいと思う。

記憶をなくしてそのリハビリのために苦悩して写真撮影をしている人だったのにいつのまにかアーティストになって展示会して販売してファンもできてすごい人になっている。僕がこの作品から学んだことはフィギュアの写真集という珍しいものでは発信し続けていけばアートとして成り立つようになり、苦悩のある人でもアーティストにもなることができるということである。マイナーな世界のはずなのにそれにリハビリとともに挑戦続ける姿勢を学べた気がする。

映画は本人の出来事をフィギュアが見せているんだけど本人のことをやっぱりしらないとどうしてそうなる?っていうことになるかもしれない。

ネタバレ・感想・考察

最初飛行機が墜落してその後に主人公のホーギー大尉がハイヒールを履くんだけどなんで履いたのか最初はわからなかった。靴が燃えたからか靴を履きかえるのはわかるんだけど、でもちょっとおかしいなぁっていたら、実際に本人マーク・ホーガンキャンプはハイヒールを履く人だった。この作品はマーク自身がフィギュアに投影されていて、記憶を失ったマークのさまざまなことがフィギュアの世界とリンクしている。

そしてナチスの兵士に見つかり殺されるかと思いきや蹴られボコボコにされる。これも実際にハイヒールを履いていることでバーでボコボコにされたことからきている。

人形達も映画では美化されているのでエンターテイメントとしては面白いんだけどマーク本人のことはあまり伝わってこなくなっているんじゃないかと思った。

映画↓ マーウェンの中のシーン

実際↓

出典:medialifecrisis

マーク・ホーガンキャンプは移動するときにジープとフィギュアを一緒に引っ張って歩いているみたいなんだけど、映画では女性がジープに乗っているが実際は男兵士も乗っていたりする。そのため映画ではどこかかわいい女性といつも移動しているイメージだけど実際は女性にえらそうにする男性兵士が乗り戦争当時を色濃く見せているんじゃないかと思う。映画だけ見るとちょっとセクシーな格好をした女の子のフィギュアばっかりのオタクに見えていたけど実際はそうじゃないんだと思う。

映画

実際

出典:medialifecrisis

教会を襲撃するシーンでも実際の写真のシーンに似せて作られていた。

映画↓

実際↓

出典:allouchegallery

そして映画ではハイヒールを綺麗にならべて収集しているんだけど実際はごちゃごちゃした置き方をしているっぽい。性格が分かってくる。

映画だけみると赤色が多くて光っていて綺麗でとても大切にしているんだろうなぁって思ったし、女性っぽいなぁ、ゲイじゃないのにゲイっぽく見えてきて、でも実際はゲイじゃなくて女装趣味がるある男性のような話なのだから、黒が多くて本人が男性なため男性としても合う色に拘っていたんじゃないかと思う。比べないと映画だけだと全くマークの考えが伝わってこないと思った。

映画↓

実際↓

出典:medialifecrisis

映画は実話をベースだけど美化しているところがあると思う。さらに絵を描くらしいんだけど映画と実際では違いがある。

映画↓ 絵を見てうまいと思う。白黒の使い方がかっこいいとも思える。おしゃれにさえ見えてくる。コレだけだとあんまり本人の苦悩が見えてこない。

実際の本人の絵↓ PTSDでもあるのマークが苦悩しているのが伝わってくる。

出典:medialifecrisis

そして映画はラブストーリーも含まれているんだけど、実際に映画のような恋をしたかどうかがわからないのでもしかしたら映画を面白くするための演出なのかもしれない。告白して断れらて絶望して体が硬直しているマーク ↓

バックトゥーザヒューチャーの監督ロバート・ゼメキスが今回の作品を作ったため映画内ではバックトゥーザフューチャーからデロリアンがミニチュアとして参加。デロリアンは見ごたえ合ったけど、でもなぜレゴブロックなんだろうって思った。レゴでも見ごたえはあるんだけどマーク本人の世界観と違う気がしてちょっと違和感があった。デロリアンをレゴでこんなにうまく作ったとなるとけっこうなオタクに見えてくるけど実際のマークはそうじゃないんだと思う。

レゴのデロリアン↓

しっかり骨のシーンも真似ているようで本人の作品にリスペクトを感じる。

映画↓ デロリアンが未来に向かったあとに残った炎に包まれて骨になっていくシーン。

実際↓ たぶんただの骨のシーン。

出典:medialifecrisis

映画でマークは恋の相手にそっくりなフィギュアに恋の相手の同じ名前をつけているんだけどその相手、にニコルが最後死んじゃった後、マークのキスで蘇るというロマンチックな世界観、まるで白雪姫のような話になっていて古典的なかわいい話なのは僕は嫌いじゃなかった。でもおそらくこれは白雪姫でもなくロバート・ゼメキス監督がバックトゥーザフューチャーから持ってきたものだと思う。バックトゥーザフューチャーには例えばジョージとロレインのキスをすることで、消えかけていたマーティの未来が上書きされるということがある。トゥルーラブ、真実の愛というテーマはバックトゥーザフューチャーにもある。そしてキスで目が覚めたニコルは「私のトゥルーラブ」というのだ。

最終的にフィギュアのシーンではハッピーエンドなので僕は良かった、と思うんだけど映画内のマークの恋愛ではうまくいっていなくてちょっとマークがかわいそうだった 笑

ドキュメンタリーとはかなく終わるラブストーリーが合わさった作品になっていてドキュメンタリーだけでもないしラブストーリーだけでもないという珍しいドキュメンタリー映画だと思う。バックトゥーザフューチャーにしたいのかドキュメンタリーにしたいのかちょっと中途半端になっているようにも思う。でもマーク・ホーガンキャンプのことを全く知らなければCGパートだけは楽しめると思う。

個人的にはマーク・ホーガンキャンプの苦悩ももうちょっと見たかったのとCGだとしても本人のアートスタイルをもうちょっと知りたかったのと本人はアートに関わっているわけだからどう工夫しているとかどうすごいアートなのかを見せて欲しかったと思った。CGのフィギュアたちは見ていて楽しかったし、せっかく人形を使うんだからコマドリ撮影で映画を作っても本人の世界観に合って面白いんじゃないかと思った。それとデロリアンはレゴでもかっこよかった!もっとデロリアン出してもらいたかった 笑

ちなみにマークのような女装趣味っぽい人はアメリカにたくさんいて、サンフランシスコには女装した男性なんていうのを見つけることができる。だからと言って殴られたり半殺しにされるなんてことは聞いたこと無いのでおそらくマークはニューヨーク州生まれなので差別がカリフォルニアよりあると思うのでそのため半殺しにされたんだと思う。アメリカって州が変わると怖い 笑

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