【感想・書評・ネタバレ】 働かざる者たち  海外視点で見る考察

ギャグ要素の高い「明日クビになりそう」を見て面白かったので「働かざる者たち」を見たのだけどギャグ要素が少なくなって何故働かない人たちが会社にはいるのかを説明している漫画だった。

ギャグが少なくて笑いは少ないけど海外視点で見るとちょっと時間見方ができると思った。それは漫画では真面目に働くべきなのに働かない人がいるけどそれは誰にでも起こりえる話だというメッセージがあるけど、海外では真面目に立派な働くアリになるよりキリギリすのように人生を楽しんだほうがいいよって思う人はたくさんいると思うのだ。

同期が出世するなか全く仕事をせいず合コンざんまい。定年まで会社が支えてくれればいいやといった働かないアリがたくさんいる。長年会社にいるから部長と同格と周囲にアピールするような人。

海外では働かないと会社が雇い続けるなんていうことはほぼないんだけど、働かない人を雇い続ける日本の会社はなんて太っ腹な会社なんだとも思えてくる。さらにこういった働かない人を文句いう人が本にはでてくるが、海外だと働かないのに会社が雇ってくれるならそんなラッキーなことはないと嬉しがって飛びつく人がたくさんいると思う。さらにそんなに頑張ってどうするの?ってテキトウな人は海外に多くいて人生を楽しむのが重要って考える人は多いので同じ情況なら働かざる者の八木沼の共感する海外の人はいるんじゃないかと思う。「どうせ潰れる会社で努力するなんて無だだぜー?」というのは海外の人ならわかるって思うんじゃないかと思う。本は日本特有の職場環境の話をしていると思う。

さらに来年には切り捨てられるから今はゆっくりしながらウィキペディアを見て仕事をしているフリでもしておこうとする社員。ウィキぺディアのおじさん。

僕はコレを否定できなかった。なぜならこんな人たくさん海外にでもいると思えたから。仕事なんでだるいと思いテキトウに仕事する人は意外にも多いと思う。面白い例がジョークも含まれているけどユーチューブの日本とアメリカの働き方の違い。

【日米比較】日本人サラリーマンvs.アメリカ営業マン Japanese Salaryman vs. American Salesman- A Funny Cultural Comparison

アメリカでサポートセンターに電話したら真面目に仕事してないよね?って思う人はやっぱりいる。電話してもめんどくさいと思われたら突然電話を切られたり、真面目に人の話聞いてないよね?っていう人も本当にいる。さらに電話で教えてもらった通りにしたのにうまくいかないからまた電話して別の人につながったら、そのやり方は待ちあがっていた!ってこともある。テキトウすぎる 笑
はたしてウィキペディアのおじいさんは本当に悪いことをしているんだろうか?潰れるかもしれない会社にいてダラダラ仕事をしながらでも給料をもらえるならそれでいいのではないか?とも思えてくるのだ。ただ、このウィキペディアおじさんはワケあって仕事をしないことで会社に復讐しているわけだけど、この生き方を悪くいうのはちょっと違うんじゃないかと思った。

給料ドロボーと怒ることもちょっと違うと感じてくる。なぜなら働かなくても給料もらえているんだからドロボーではない。それが嫌なら自分の求める会社に転職すればいいのではないかと思うのだ。こんな仕事をしない給料ドロボーと言われる人は海外にたくさんいる。日本が普通なのか海外が普通なのかわからなくなってくるほどだ。

仕事をまともにしない、スマホゲームばかりしてダラダラしている工場で働く社員が出てくる。エロ新聞を印刷していることで仕事にプライドさえもてない。これに対して主人公は今の行き方が自身を持てることなのか、副業の下ネタ漫画なんて描いていていいのかと自問自答し始める。

しかし、僕はそんなエロ新聞でも下ネタ漫画でも自身を持って言えばいいと思う。エロビデオに出てくる仕事をしていれば自身をもてないのか、なんていうのはおかしな話で蒼井そらが中国ではかなり人気なわけでプライドもって全然いいと思える。中国で人気なのは単純に日本のエロビを見ている人が中国に多いのとインターネットが使えるようになってそのときに話題だった蒼井そらが中国の裏で見られるようになってその人たちが蒼井そらのビデオ、思い出とともに成長して蒼井そらにファンがたくさんついたというのが理由なんじゃないかと思う。タイミングが非常によかったということを英語サイトのBBCニュースでは取り上げられている。
子供にいえないと思えることだって自身もっていいんだと蒼井そらの活躍からは見えてくる。それにそういった仕事をしている人たちは恥ずかしくてプライドなんて持てないなんていうのが当たり前だったらあまりにもかわいそうだと思う。

それとスマホゲームをしながらダラダラ仕事をしていたとしても会社がきちんと回っていてやることをやっていればいいんじゃないかと思う。みんな働きアリなんてなりたくないはずなのに働きアリが良い事だと思う人が日本では多すぎなんじゃないかと思う。

悪い例だけど、仕事にそこまで真面目になりすぎるのはちょっと違うんじゃないかなという動画

Surgery patient throws dance party

手術をする前にみんな踊りだすというアメリカで起こった衝撃映像。これは人の命が関わっているので問題視されていたが、楽しんで仕事しよう!っていう人は多いと思う。それとこのダンスを見て悪くいう人だけじゃなくて肯定するコメントも多い。

働かない者には3パターンに分類できると役職つきの働かない者であり本物の泥棒である横領の常習犯がピュアな主人公に教える。一つは「アガリ型」「スネたガキ型」「成果泥棒型」

これらの型は海外ではあまりないんじゃないかと思える。アガリ型という仕事もできないのに出世がでいないと分かり諦めるタイプは転職ができずらい日本ならではだと思う。クビも簡単な転職も当たり前の海外では働いていないのに役に立たない人を雇うなんてことをしないだろう。スネたガキ型という評価が不当と考えスネて働かない人も海外ではいないだろうし、そもそもスネるぐらいなら会社にこないやめるって人はいるんじゃないかと思う。もしくはスネるぐらいなら文句言ってストライキというのはありえる。そして成果泥棒型という人の成果を自分のようにアピールし周囲の人を利用するだけの人と考えているタイプがもしアメリカいたらアメリカでは大きな問題になると思う。アメリカでは学生のころから盗作、人の宿題を真似るというような成果泥棒のようなことは厳しく罰せられる。学生であればクラスをやめないといけない、退学、仕事であればクビなんて当たり前になってくると思う。まさにこの3つのタイプは特に日本での話しなのではないかと思えてくる。

記事なんて読まれていないのにそんなに頑張っても意味がないという教えられ主人公は不真面目な考え方に染まっていくが、記事はみんなに読まれなくても一部にでも読まれたそれでいいという考えにふれ、「逃げちゃダメだ、やっぱりダメはダメなんだ」と考えを変える。背負っていかないと60歳になっても子供のままだと。

駄目さを笑って逃げることを続けるといつまでたっても子供のままだというのはわかる。しかしだからと言ってまじめに「オレ働きます!」という主人公の考え方にはちょっと違うんじゃないかなって思った。叩かれながら嫌々でも真面目に働くことがいいなんていうのはブラックな考えなんじゃないかと思えてくる。海外だと叩かれたら大問題になるだろうし、嫌々働くなんてスキルが本当に無うて転職できない人しかないんじゃないかと思う。それでも嫌々なら仕事に来なくなったりやめたりするという怠慢ぶりだと思うし、仕事しても本当にめちゃくちゃとかだと思う。働かざる者たちは最初はやる気があったはずだと思うがいつの間にかどんどんやる気をなくしていく。そのやる気をなくしていく流れは日本独特なんじゃないかと思えてくる。

そして真面目だけど上司から気に入られていなくてさらに実績を求められすぎて最後に捏造してしまう働かざる者がでてくる。

似た話は海外にもあって、就職だって先輩に気に入られていてコネで仕事が決まるなんていうのは多く、真面目に頑張ってもなかなか進展していかない。なのでいけないことだけと経歴を捏造して他の人より目立つようにしたりする人もいるらしんだけど、バレるともうその業界では働けなる。真面目にやっても成果はでないことはあるというのは日本も海外も同じだけど、この働かざる者のように追い込まれて捏造させてしまうなんていう労働環境はないと思う。

主人公は副業をやめて真面目に仕事だけに集中することにしたんだけどそれが本当によかったのか?とちょっと思った。「長い夢から覚めた」と主人公は思う。今までの下ネタ副業漫画なんてやめて係長にも昇進し日本のサラリーマンの鏡みたいになっている。僕は夢を持つべきだと思うし、日本のサラリーマン一本で働くたちが仕事をやめて何もやることがなくてやる気をなくしていくのはニュースなどで見ると思う。夢もなければ人生にやりたいことなんてないと思うし、仕事しかしない人生に目的さえない人に楽しい人生があるとは思えない。主人公がいう

「未来のこれらかの僕達に一体どんな日々がまっていかさっぱりわからない、でもなんとなく楽しくなりそうな予感がします」

というのはいつまでたっても楽しくならないんじゃないかと思えてくる。今楽しくなく未来が楽しくなりそうな予感は今が楽しくなればこの先も楽しくなることはあまりないと思うんだけど、どうだろう?

でもマンガは面白かったけどクズはダメなんだというメッセージじゃなくて「ゆるいクズ社員のすすめ」のような考え方のほうも面白かったんじゃないかと思った。

僕は自己啓発本をほとんど読まないけど人気になっている本は読むことがある。その本の中で今人気になている「しょぼい起業でいきていく」は現代のつかれきった社会だからこそしょぼくたっていいじゃん、と心が救われた人が多かったことで人気が出たんだと思う。良くある強い人発言の自己啓発本ではないのだ。働かざる者たちは幸せそうには見えない。それはやる気もないしただダラダラ人生を消化しているだけだからだ。テキトウに生きてもいいけど人生をただ消化するだけの生き方は面白くないし幸せになれないと思うからマンガ働かざる者たちを見ながら日本的なサラリーマンよりの思考だなぁと思わされた。

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