【感想・ネタバレ・考察】サマー・オブ・84 80年代のオマージュ 開けた扉の向こうには・・・・

感想

グーニーズ、ドラキュリアン、ズッコケ三人組のような組み合わせで80年代の雰囲気と音楽がありながらサスペンスが組み合わさった映画。最後の急展開は映画から目が離せなくなった。

映画全体的な感想は10段階中6点と言ったところだ。人によってはストレンジャーシングスとグーニーズを合わせたような作品だというかもしれない。少年が集まって冒険をしながら真相を暴いていくというのは楽しそうに聞える。しかしこの作品楽しかったんだけど物足りなかった。監督のノスタルジーにホラーを組み合わせた作品だと思うからそのノスタルジーに共感できる人は楽しめるんじゃないかなと思う。この作品はストレンジャーシングスともグーニーズともどこか似ているけど違う作品なのだ。僕もストレンジャーシングスが好きなら楽しめるって聞いたからが理由で見たんだけどちょっとガッカリした。少年と自転車なんて面白そうって思って絶対面白いだろうなーと思いながらいたんだけど、途中からワクワクが薄まるんだよね、それだけ世界観が他の作品と比べて違いすぎる。
ストレンジャーシングスは80年代風でありながら現代にも通じるネタが含まれている。よく昔の映画オマージュがあって面白いっていうけど僕はどちらかと言えばゲームの要素が強くて面白いと思う。例えばサイレンヒルとか。子供だけが知ってるゲームの世界に入っちゃったみたいな感じ。
サマー・オブ・84はゲーム要素がほとんどなくノスタルジーとまさかと思う身近な事件が組み合わさっていて、グーニーズのような身近でありながら全く別世界の話やストレンジャーシングスのような身近なところから始まるSFワールドとは大きくことなる。80年代のことをそのまま再現したようにしたら物足りなくなるんだと思う。グーニーズもストレンジャーシングスも若い層に支えられていると思うからこそ現代でも通じるワクワクする冒険がないといけないんだと思う。このワクワクは時代が変わって物も多くなって刺激が多い世の中になると80年代とは大きく変わるからサマー・オブ・84の素材は良かったと思うからちょっと残念に思う。なので映画のターゲットとしては80年代に懐かしさを感じる人なんじゃないかなって思う。子供たちが力を合わせて頑張るっていう昔ながらの懐かしい映画を楽しむっていうのは有りだと思う。懐かしい良い思いでの中に実は殺人鬼がいるかもしれないという設定は80年代に強く思い出があれば楽しめるのだろうと思う。それと最後のシーンにホラーが含まれていることからどちらかというと「IT/イット “それ”が見えたら、終わり」や「Super Dark Times 」のコンセプトに近いのかもしれないけど、そういった映画の要素があっても色んな映画と比べてもサマーオブ84はすごくシンプルな映画だと思う。他の映画と比べてもシンプルすぎるからこそ80年代の思い出に浸りながら楽しめないとポップコーン食べているだけの時間になちゃうかも。そして最後のシーンでビックリしてポップコーンぶちまけちゃうかも 笑
僕はそこまで80年代に懐かしさを感じないけど80年代の音楽とか雰囲気が好きだったから楽しめた。シンプルだから見方によっては古い映画っぽくも見えるかもしれない。

それに80年代のオマージュである映画のターボキッドのほうが非現実的で面白いと思ったし、サマー・オブ・84では何で子供たちが仲がいいのかの説明がないのはしっくりこない理由の一つだ。子供たちは力を合わすんだけどもっと頑張ってもらいたかった。演技は良かったけどね。特にラストが迫真の演技だったと思う。

それとトレーラーを見ただけだと面白そうって思ったんだけど、映画を見て物足りなかった別の理由がある。それは展開が遅いと思ったこと。トレーラーだと短い動画を魅力的に見せるために興味を惹くような展開を詰め込むんだと思うんだけど、映画はゆっくり話が進むので途中、何も起こらないじゃないかとも思ったほど話が丸く収まっていく。そして最後の15分間で急展開するからやっと面白くなってきたって感じだった。約80分ほどはほとんど何も起きないと思うほどだった。このトレーラーが面白いと思ったのはほとんど映画の最後の15分のシーンでそれは間違いなく面白かったけどその最後のシーンを除いて物足りなかった。でも80年代の音楽とか雰囲気が好きならワクワクするから全部楽しめると思う。今流行っている80年代オマージュの映画とはちょっとポイントが違うなって感じの映画だった。音楽も良いし、効果音もよかったしちょっとした怖がらせところも青春ラブストーリーが少し含まれてるのもいい。だけどすべてが遅すぎる。サスペンスとしてはいいとは思うけど。ストレンジャーシングスやターボキッドや、古いのに今でも面白いといわれるグーニーズ、ドラキュリアンがいいのは展開の遅さがあまりないからだと思える。

そしてこの作品からは80年代のオマージュ作品が多い最近の映画と何が違ってなんで物足りないかということを知ることができる。上でも説明したようにストレンジャーシングスや80年代の映画にはファンタジーがあった。それはお堅いサスペンスではないわけだ。お堅いサスペンスよりアヴェンジャーズのようなヒーロー映画、ストレンジャーシングスみたいなSF、B級映画でもありサスペンス要素も含んでいるのにオタクや過去の作品ファンも楽しめるオマージュを取り入れた大人気のハッピーデスデイ。サマーオブ84には人気になりそうな要素があるのにアメリカでも飛びぬけて高い評価があるわけでもなくまたストレンジャーシングスに比べられてしまうことから面白くないと思われたりしてもったいない残念な作品だと思った。どんなに原作が売れても時代が変われば視聴者の気持ちも変わるわけで、例としては古い作品でお堅いサスペンスなだけでは世界でいまひとつ人気になれないという「アガサクリスティ ねじれた家」。スティファニー・マティーニによって見られているといってもいいのではないかと思うぐらいサスペンスより女優がよかった。そして、ハッピーデスデイはヒロインのジェシカ・ローテもいいしサスペンスだけどコメディという面白さ。ただのサスペンスではやはり微妙なのかもしれない。またサマーオブ84の子供たちはオタクな感じなはずなんだけど、オタク要素が見た目とかちょっとした発言ぐらいであまりないと思った。オタクなふりしてオタクじゃないんじゃないかと思う。4人のキッズたちはオタクじゃなくて80年代のファッションをしているからオタクっぽいだけで普通なんだと思う。しかし主人公の部屋はオタクだと思われるおもちゃやアート、壁にはポスターなども貼られている。そして類は友を呼ぶわけだからみんなオタクだと思うのだ。だけどオタクにしては女の子のことを気にしすぎているし、ゲームにあまり没頭していないしオタクネタが少ない。ターボキッドを作った監督が今回も作っているはずなのにオタク要素があまり活かされていない。ターボキッドは世界観がオタクだから出てくる人がそこまでオタクじゃなくてもオタクとしてみることができる。サマーオブ84はオタクな世界じゃなくてしっかりしたサスペンスなのでオタクな雰囲気なのにオタクじゃないという違和感がちょっとあったんだと思う。

しかし80年代オマージュでサスペンス色が強い映画にしたのは新しい試みだったのではないかと思う。

ちなみにサマーオブ84の監督へのインタビュー動画がユーチューブに出ていて、サマーオブ84はストレンジャーシングスを真似たわけではなくて全く別物だと言っている。そのためいろんな英語の記事でストレンジャーシングスを真似たものとかストレンジャーシングスが楽しめるなら楽しめるって言っているのは本当にストレンジャーシングスを見たのか疑いたくなる。そして三人いる監督の一人Yoann-Karl Whissellは他の監督よりオタクっぽい。なぜなら日本のアニメを見て育ったといっていてマジンガーZ、ガンダムなどのジャイアントロボットが大好きらしいしコミックもたくさんもっているらしい。この人のセンスがもっとサマーオブ84に入っていれば面白かったに違いない。他の二人の監督はたぶん過去の作品(ほとんど一緒の作品だけど一部違う)をみるとオタクな感じはあるけどたぶんYoann-Karl Whissellのほうがオタクなんだと思う。それと三人は妹とその兄と長い付き合いの友達の構成となっている。この仲良し三人チームをRoadkill Superstar(RKSS)と呼ぶ。車にひかれた大スターというふざけたような面白い名前からはオタクなセンスを感じ取れることができる 笑
日本の大好きオタク海外版ズッコケ三人組みが映画を取り出した感じなのかな?オタクはクリエイティブだなぁと感心させられる。

監督のYoann-Karl Whissell

出典:IMDb

サマーオブ84とターボキッドのインタビュー動画

そして監督達は以下の動画でファンタジア・インターナショナル・フィルム・フェスティバルでサマーオブ84をお披露目するときにとてもナーバスになっていたらしい。ターボキッドとは大きく異なるのでどんな反応をするのか不安だったようだ。監督には悪いけど満点の10点評価はつけられない 笑

サマー・オブ・84トレーラー

ストレンジャーシングス

グーニーズ

ドラキュリアン

ターボキッド
実は監督自ら作品にでている。

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』

Super Dark Times

ネタバレしながら解説

一つの部屋に集まってみんなエロ本をみたりわいわいやっている。80年代っぽい雰囲気で秘密基地みたいな場所。集まったシーンはスタンドバイミーやグーニーズっぽい。映画の最初から曲がなかなか良い感じで映画の内容より個人的によかった。バックミュージックの多くはLe Matosというグループが作っている。80年代の音楽ってかわいい感じで聴いていて飽きない。

左からメガネのファラディ、主人公のデイビー、太っちょのウッディ、ちょっと不良のイーツ
ちょっと物足りなかったのがファラディは頭良さそうで何かすごいことをしてくれそうなのにしてくれない。太っているウッディはおとぼけおっちょこちょい役が似合いそうだけどあんまりそういったところがなかったこと。ちょい不良のイーツもちょっと不良感があまりなかった。不良っぽい服を着ているだけな感じでキャストがいいだけにストーリーをもうちょっと考えてほしかった。

出典:IMDb

スタンドバイミー ↓

出典:IMDb

グーニーズ ↓

出典:IMDb

子供が行方不明になっていて隣人の警察官のマッキーが犯人じゃないかと4人とも考えて調査しだす。みんなで協力して隠れながらトランシーバーで連絡をとりながら調査していく。

出典:IMDb

みんなの憧れのニッキーは主人と仲良くなることになる。80年代の曲バナナラマのちぎれたハートが流れている 僕はこの曲初めて聞いたけどけっこういい曲って思った。プロモーションビデオをみても子供たちと大人の対立がちょっとあって映画にあった曲だと思う。

出典:IMDb

バナナラマのちぎれたハート↓

4人は集まって調査を開始していくときに歩くシーンがなんとなくスタンドバイミーみたい。

出典:IMDb

スタンドバイミー ↓

出典:IMDb

でも結局証拠っぽいものを見つけて親に相談しても取り合ってもらえずマッキーに父親と一緒にみんなが謝りにいくことになる。大人はあまり子供と向き合ってくれない。

しかし主人公は諦めきれず最後にもう一度みんなに協力してもらいマッキーの家に侵入するのだ。ここから急展開が始まるりワクワク、ドキドキしたところだ。ここからの15分~20分のシーンはとても良かった!
マッキーの家では部屋が暗くパラノーマルビデオみたいなホラー映画かと思った。笑

侵入し怪しげな扉を開けた先にあったのは行方不明になっていた子供が死んでいた。この時点で「ぎゃああああ」ってなる 笑
そして壁に飾られている写真の数々の真実に気づく主人公、すべて誘拐されていたのか・・・。ここの見せ方と音が良くてさらに謎が一つにつながって、ぞぞっとした。気持ち悪い描写さえなければこの15分間を何度か見たいんだけど一瞬だけあるシーンが好きじゃなかった。トラウマ級の結末と言うだけあって音とカメラの動きと気持ち悪い映像が組み合わさってたしかにトラウマになりそうだった 笑

警察に撮影したビデオを見せ事件は解決したかと思った。しかし実は終わっていなかったのだ。マッキーは主人公が寝ている間に家に侵入し誘拐し悲劇が起こる!ここからの展開はありきたりな話だけど、まぁまぁ面白かった。誘拐されたのは主人公と太っちょのウッディ。わざと森に逃げさせ逃げる子供たちを狩をするかのごとく追うサイコパスのマッキー。

結局主人公は助かったのだけど、マッキーが主人公だけわざと殺さなかったのだ。それは主人公はマッキーのことをずっと考えていたのでそのことにマッキーは頭にきていて、主人公に残りの人生ずっとマッキーのことを考えて生きてもらいたいと考えたのだ。いつ現れるかもわからない殺人鬼マッキー、ずっと後ろから見られているかもしれない恐怖を感じたまま殺す日まで恐怖に怯えてもらうために。仲間だったメンバーはみんなバラバラになり最悪。母親想いの優しいウッディを殺さないでぇぇーって思った 笑
ウッディ役のカレブ・エメリーはほかの役者よりひとまわり年上なのに役にハマッているいいやつだったのにぃぃぃ 笑

スッキリしない終わり方だった。いったいマッキーは誘拐して殺して何をしたかったのか謎のままだ。

新聞に書かれていることは

ケープメイ殺人者
ウェイン マッキーはまだ逃亡中。

(ケープメイは地域の名前)

マッキーマッキーってミッキーみたいに聞えてきてちょっと笑った。残りの人生をミッキーのことをずっと考えて生きていつミッキーがあらわれるかビクビクしながら生きていろ

みたいな 笑

マッキー役のリッチ・ソマーは映画マッドメンで面白い格好しててミッキーマウスのヘアバンドしてても違和感がないと一瞬思った 笑

出典:IMDb

ハッピーエンドじゃないところは80年代のオマージュとしてはガッカリするんじゃないかと思う。子供たちが大人の知らない世界で活躍し大人は相手にしてくれない、それでも協力し合って最後はとんでもないことをしてハッピーエンドっていうのを期待していただけに、今回のラストシーンは嫌いな人がいるかもしれない。そして最後の最後まで全体的にダークな感じだから子供たちが頑張るハートフルな80年代オマージュとは異なる。
80年代のアメリカを知っている人ならこんな殺人鬼ってどこかにいたかもとか思って楽しめるのかもしれないけど。

ちなみに子役達の中でインスタグラムが面白かったのが太っちょウッディ役のカレブ・エメリー。金の玉袋の横でポーズとか笑える 笑

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よくネタ考えたねーって感心する 笑

https://www.instagram.com/p/BVla8owB6nE/?utm_source=ig_web_copy_link

カブリ・エメリーは役者のデモリールっていうのを公開していて面白いってわけではないけどへぇーって感じで見た。出演しているテレビ番組GOOD GIRLS(グッドガールズ: 崖っぷちの女たち)気になってくるー笑

良かったシーン・気になったところ

展開が遅いと感じる映画だったけど、光がシーンを怪しげに見せるところは良かった。他の普通のシーンより何か起こりそうな感じが伝わる。実際に起こるんだけど。

最後、誘拐されて逃げるシーンで分かりづらかったのが家に侵入されて突然誘拐されているので靴を履いてない状態で逃げている。それを知るか知らないかで映像から受ける印象が変わる。何度も足が映っているけどカメラが動いて動きも早くて暗いこともあってわかりづらかった。

秘密基地っぽいのがちゃんとあっていいなぁって思った。

夕飯で食べている家庭の食事があまりおいしくなさそう。何か分からないこれは80年代の定番だったのだろうか・・・。

小物はほとんど80年代っぽいものを揃えているのに上着がREEBOK。80年代にはリーボックはなかったのではないかなって思う。

出典:IMDb

あれ?って思ったのが主人公の肩が明るかったり暗かったり。

マッキーの左側が明るいのに腕をアップにしたシーンでは全く明るくなくなっている。しかもバックの木々は他のシーンでは風で揺れているのにこのシーンは止まっちゃってる。そしてすぐ次のシーンで木々が動きまくっている。たまたまかな?

ポスターは80年代っぽくて良い感じ。80年代のアートスタイルってなんかかわいい。

出典:IMDb

グーニーズ

ドラキュリアン

ちなみにドラキュリアンのポスターに似たシーンを映画とは別に撮影した写真があった。監督は本当に80年代が好きでドラキュリアンもたぶん好きなんだろうなぁ。

出典:IMDb

RKSSの過去作品ショートビデオもネットで見ることができ、どこか80年っぽい。監督それぞれ女優男優を演じている。
グロテスクな作品がいくつかあるのは僕はちょっと苦手なのも多い。80年代っぽいのは面白そうなんだけど。いくつもあるショートビデオの中で3つピックアップ。

グロテスクなショートビデオ

忍者好きなんだろうなー笑
グロテスクじゃないしこのシリーズが3まであってちょっと面白い。
このメイキングもあって映画撮影大好きなんだなーって見えてくる。

ターボキッドの元になった作品。監督は敵役で出演。

ターボキッド2を作っているらしいから早くできないかなーって楽しみにしている。

RKSSのことを少し調べた記事

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