明晰夢(めいせきむ)を見たという友達の話

(最後に恐怖の画像があるので注意)
明晰夢(Lucid Dream)というのは寝ている間に夢を見てもそれを夢と判断して夢をコントロールする体験のことである。マトリックスのような話なわけである。

たまたま友達が明晰夢についての体験を教えてくれて珍しい体験のように話してくれたけど僕も経験したことがあって珍しいことだとは知らなかったし明晰夢という言葉があるのも知らなかった。
友達によると気分のいいときに見る明晰夢はとてもハッピーなものになるけど気分の悪いときに見たもの悪夢になるということだ。コントロールできればいいんだけどいつもそういうわけにはいかない。その悪夢が夢の中で母親が出てきて首を絞めてきてさらに周りは暗闇で暗闇から手が伸びてきてさらに首を絞めてくる。目が覚めると心臓がバクバクしてきて汗びっしょになっていた、というものだ

エルム街の悪夢のフレディのような話である。夢の中でフレディに殺された人は現実でも死んでしまう。明晰夢は夢なので夢の中で死んでも現実には死ぬわけないというのは一般的に言われている。しかし僕は夢の中で死ぬことで現実でも死ぬことはあるのではないかと考えている。実例はないものの死因としては心臓発作、ショック死、脳出血というものだ。ホラー映画を見た人が死ぬことがあるという話を聞いたことがある人も多いと思う。死因はショック死なので血圧、脈拍が極端に上がり心不全による死亡すると思うし刺激的なものを見すぎて頭に血がのぼりすぎて脳出血というのはありえる話だと思う。

友達が明晰夢で見た悪夢は友達の心臓が弱ければ心不全で死ぬ可能性もあり脳の血管が弱ければ脳出血、もしくは息が出来ないと本人が夢の中で思うことで現実の体が息をいなくなれば死んでしまう。目が覚めたのは息が出来ないほど苦しかったからなんだと思う。友達は考えこむことが多くて考えることがとにかく好きな人が明晰夢をみたりする傾向になるんじゃないかと思う。

僕が昔見た明晰夢はゲームのしすぎてゲームのことばっかり考えていたらゲームの世界を夢で見たことがあった。夢と分かっていて、しばらくは同じ夢を見ることができる日が続いた。またこの夢かと思いながら今日は恐竜につかまらないように隠れておこうって考えたりしていたことがあった。まるで映画ハッピーデスデイにのような話で同じ日を繰り返しすようなもの。しかし夢を意識的に変えようとコントロールしだすと夢が勝手に変わりやすくもなってくるんじゃないかと思う。そうなると悪夢になったりして下手したら金縛りなんていうのもありえる。友達は緊張状態が極限で金縛りもあったらしく嫌な体験をしたらしい。最近は僕は明晰夢を見ないけど、そもそも夢を見たいと思っていないから夢をみないように避けているのかもしれない。もし明晰夢をみたいなら僕ならとにかく夢中にゲームのことを考えているとおそらく夢の中でゲームの世界にリンクしたものが出てきて、あまりにも考えるものだから頭は覚醒していて夢と気づけると思う。

もし夢の中で死んでしまって目が覚めてもまた夢だったという無限ループは夢の中でありえる話。そのうちあまりにも恐怖で夢の中で死ぬともう現実に戻って来れないで死ぬということは実例を聞いたことはないけどありそうで怖い。

明晰夢で思い出したのだけど、昔僕は学校の人間関係で悩むことがあったのとお化けや心霊写真をすぐに信じてしまう子供だったのであまりにも怖くてストレスも感じていて夢の中でも心霊現象を見たことがありさらに頭が覚醒していて目が覚めても夢の続きのようなことを見続けたことがあった。あれは明晰夢であって明晰夢の悪い効果が現実にも続いていたのではないかと思った。起きていても怖いけど寝るともっと怖くて死んじゃうんじゃないかと怖がっていたことがあったり寝れなくてますます気がおかしくなって睡眠不足でもゲーム好きという悪循環でついに苦しくなって寝てしまった。そうするとやっぱり悪夢を見るんだけど夢の中で死ぬことで現実には死んでいないんだって気づいてすべてスッキリしてきてこの緊張状態からやっと解放されたっていうことがあった。バカみたいにゲームの世界や心霊現象を信じすぎるのはよくないと思った。今でも夢をみたくないと思うのはもしかして過去の再現になるんじゃないかということを考えて避けているのもあるのかもしれない。まぁでも今は心霊現象もゲームの世界も信じすぎてないから大丈夫だとは思うけど。

体の疲れと思考による疲れが明晰夢の悪夢につながるんじゃないかと思う。小説家、漫画家、ゲーム好きなどの現実離れしたことを考えている人が見ることが多いんじゃないかといわれたりするけどあながち間違っていないかもしれない。でも学業が忙しくなると妄想なんてできなくなるから明晰夢もみづらくなるかも、とは言いつつも映画の考察しながら妄想することはあるけど。

ちょっと思ったのが明晰夢って僕らの4次元を超えた多次元空間の世界なんじゃないかなって思う。脳の世界。何を持って5次元かわからないけど4つ以上の重要なことが追加されると高次元になると考えると、夢を夢と認識して物事が立体的に動き時間軸がある僕らの次元であり、明晰夢では時間がゆがめられることで新しい次元が加わり、物理的な距離が縮みさらに次元の追加、受動的な時間のゆがみと距離の縮みだけでなく能動的に本人がコントロールしようとすると夢をコントロールするので次元がさらに加わる。それだけでも7次元。脳は11次元あるらしいのでもしかしたら11次元の世界を体験するのが明晰夢なのかもしれない。

クトゥルフ神話の恐怖を描いたラブクラフトは語っている

「悪魔は存在せぬものを人の目に現実の如く顕然せしむる」

見えているものがすべて正しいわけではない存在しないものに気づかせ恐怖を感じさせるものが悪魔なんだ。映画ゴーストランドの惨劇でもラブクラフト好きのホラー小説家になりたいベスが恐怖のあまり現実逃避をし夢と現実を行ききする。ベスはもしかしたら現実逃避をした先に明晰夢を見ていたのではないかと思えてくる。

明晰夢は現実には存在しないものを見せて幸せにもさせ恐怖にもさせるラブクラフトがもっている思想に近い世界観に見えてきて面白い。気づかいないところに恐怖がある、明晰夢による悪夢に襲われた人が現実と夢の境界が薄れてすべてごっちゃになっている世界はラブクラフトの世界にも通じるんじゃないかと思う。明晰夢の世界は奥が深い。

ちなみにラブクラフトは少し小説の中でフランシスコ・デ・ゴヤが描いた黒い絵という恐怖の絵画「我が子を食らうサトゥルヌ」についてピックマンというキャラクターを説明するのにもちいている。(ピックマンのモデル
要約すると、絵を見ている人には恐怖、悪魔が見えているしかし、あまりにも生々しい絵は現実の生物のモデルがいたんだ!

これを神話の話としていれば恐怖は薄まるんだろうけど西洋絵画とあわせて説明されると、謎が多い西洋絵画だけにもしかしたら現実モデルがいて、しかもゴヤは壁に飾った「我が子を食らうサトゥルヌ」を見ながら食事をしていたというから人を食べることを想像していたかあまりにも生々しい絵からは人を食べたことがあるんじゃないかとさえ思うと怖すぎる。

ゴヤは貧乏な家庭で育っている。あまりにも食べ物を得られず苦しい思いをした時代の人は人肉を食べるということは歴史で起きているし、当時フランス革命とかあって人がゴロゴロ死ぬ時代。ゴヤってもしかして食べたことあるんじゃ・・・・って思ったりする。夢に見そうだよ 笑

ピックマン↓

我が子を食らうサトゥルヌ↓

関連コンテンツ



スポンサーリンク
レスポンシブ 広告
レスポンシブ 広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする