日本で公務員になりたい人が多いことについて

バブル世代の人に話を聞くと、公務員なんて安くてダサくてなりたくない職業だったらしい。
それが今ではなりたい職業になっている。

理由は安定職だから。

どれだけたくさんの人が将来の生活を不安に思っているか、日本の構造問題だと思われる。
民間企業に就職しても失業リスクもあり、転職しても転職しづらい市場がある。
このような構造では今後新しいことは日本では起こりづらいだろう。
特に地方では仕事がなくて公務員をめざすべきというところもあると思う。
田舎では公務員で楽に生活している人はいるかもしれないけど、公務員が多いところは新しいことが生まれづらく衰退しやすいと思うんだ。
いいのかなそんなことで特に田舎は?

そんな中、多くの本や人は開業率を高めて多くのイノベーションを起こしやすくして経済成長率を高めようと考えていると思うけど、そこに抜けてるのがアートなんだよね。
音楽とかアートって世界でみるとお金になるから経済成長できる要素だと思うんだけど。
イノベーションも起こすと大きく成長するだろうけど、国内でアートと音楽にお金を払う人がものすごく多くなると内需だけで経済成長率ってあがるんじゃないかと思うんだけどどうだろう?

今のところ、日本では芸術、アートの関心はまだまだ薄い。音大卒業して仕事がない人が多かったり、また田舎のお年寄りが好んでコンサートに行ったり、芸術をお金を払って見に行くだろうか?
安定を限りなく求めて公務員になりたいという人が多いのを聞くと、音楽、芸術なんて発展しようがないなぁって思う。
女性活用とかもいいけどアートと芸術の活用も考えるべきだよ。女性で音大にたくさん行っている人もいるわけだし。
でも芸術分野も工業製品の開発もみんと同じことしてても競争が激しくなるし、イノベーションは生まれないと思う。

みんな公務員になりたいような、同じ事を好む今の現状は起業、イノベーション以前の話にみえて、またこの現状でもっと起業、イノベーションと叫ぶことは現状を見てないようにも聞こえる。

起業のしやすさも重要だけど、ユニークな考え方が出来る人とそういう人を受け入れる土台が必要なんじゃないだろうか。みんなと同じ行動を促す教育って小学校からずっと高校も含めてやらされるわけだけど、同じじゃないこともみとめる教育していかないとあまり効果ないのではないだろうか。
アメリカみたいに違う考え、文化の人がたくさんいる中だとなかなかまとまらないことは多い、その結果プロテスタントなどの抗議行動も多くある。アメリカのように極端にする必要はないけど、違うものを受け入れるということをしていかないと結局、冒険しないレールがある安定志向になってしまいがちだと思う。

ゲームとかインターネットとかが大きく発展してきたのも、これだ!っていうレールがないから冒険するしかなかったんだと思うんだ。試行錯誤するしかないから、想像だけど面白い人がいたら一緒に働いたりとかチャレンジできたんだと思う。たぶんそんな人たちはレールが嫌いで好き勝手にやりたい人が多いんじゃないだろうか。じゃないと当時先行きがわからないゲームなんて作らないと思う。漫画などのサブカルチャーが世界的に人気を得てても、これらはレールを外れてた人がやってたと思うんだよ。政府からも十分なお金の支援もないまま給料が低くて、絵を描くのが好きな人が集まって頑張ってやってきた結果なんだと思う。

どこでも少なからずレールってあるけど、つまらないレールとエキサイティングなレールがあると思う。僕は小学校のときも中学校のときも列になって歩くのが嫌いだったし、昔、日本の大学も面白くなくて途中でやめちゃったし、今は海外が面白いって思って海外の大学にいて、楽しいからつまらないレールとか全く乗ってないと思ってる笑
高校卒業して大学そして新卒採用のレールってつまらないレールの典型だと思うから面白いと思うレールに進んだほうが人生楽しいと思うんだけど。でも大手に入社したとかなら話は別だよ。大手は待遇が違うだろうから零細中小企業に入るよりいいと思う。さらに海外への転職するにも日本の大手から海外の同じ業界に転職しやすいと思われる。
僕は大手に入れる可能性が低いと思ったことと、仕事環境の良さと刺激の多さとチャレンジできる将来性で海外選んだよ。

違うことをしたいでも、それをなかなか選べない日本の構造があるのが問題だねぇ。

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