台湾人は台湾人ではなく日本人なので台湾人なんていうと失礼になることがある

これは僕が台湾に遊びにいった時の話である。一人でバスに乗りフラフラ一人旅をしていたら突然お年寄りの方が日本語で話しかけてきた。僕は台湾には親日の人が多いと聞いていたので話しかけてきた台湾人は親日なんだと思っていた。

が、ちがった。彼らがいうには自分らは日本人であり、日本の植民地として50年、その間に台湾で生まれて台湾で日本人と育てられた人たちが日本が戦争で負けて台湾が日本から返還されたときに台湾に残った人達なのだ。
彼らが日本人とは最初到底思えなかった、なぜなら日本語が若干下手だったからだ。でも僕はアメリカに留学していて思うのは海外にずっといると日本語を忘れていくということだ。
このおじいちゃん達は台湾にずっといて中国語をしゃべらないといけなくなって中国語を勉強してきて日本語をあまり話さないから日本語がちょっとたどたどしかったのだ。

台湾は親日ではなく今でも日本だと思っている人がいるのだ。日本なのだから親日ではない。日本人なのだから日本語をしゃべられることを褒めるのも失礼。これは数人のおじいちゃんだったけど恐らくたくさんいるのだろう。
たが、台湾には台湾人として生まれてきた人が戦後たくさんいるわけだけど、このおじいちゃん達を含めて台湾に生まれた日本人たちは台湾生まれの人達を親日に教育してきたと言ってもいいのだろう。その結果、台湾からの学生は親日と思うような親切さがある。

このおじいちゃん達に会うまで僕は台湾人は台湾人なんだと思っていた。僕達とは違うんだと思っていたがそれは違ったのだ。日本が台湾を植民地にしたことをとても悪く僕は思っていた。でも台湾で会う人、見るものが日本を悪くいうものがほとんどなく中国を悪くいうものを見つけることのほうが簡単だった。
僕が台湾で迷子になっていたときに助けてくれたおばあちゃんは台湾の大学で勤める教授だといった。僕が日本から来たことをいうと親切にバスの降りる場所、駅の場所を教えてくれた。
中国語が読めないため降りる場所がわからなかったのだ。
そして僕が空港に戻るためのバスが分からなかったときに助けてくれて女子学生。日本語で書かれた台湾ガイドブックを落として拾ってくれた女子学生が僕がバス停がどこにあるかわからなくて探していたら助けてくれたこと。コンビニにあった機械が全部中国語で読めなくてこまっていたら助けてくれた女子学生。日本人として生まれてないはずなのにとてもとっても親切だった。感謝!

モテるモテないとか考えることが恥ずかしいやそんなことを考えることが悪人にさえ思えてくるその親切さ。台湾人を馬鹿にしたいり下にみたり、中国と同じと思うことはよくないと思ったしこんなに大切に思ってくれる人たちがいる台湾を悪く思うのは良くないと思った。
世界でもここまで日本人に親切にしてくれるのは台湾しかないんじゃないかとさえ思ったくらいだ。韓国に遊びにいった時は親切にしてくる人はいたけど遊園地では日本人だということで祭り上げられるようなしうちを受けたことがある。
韓国と台湾では全く印象が違う。韓国も日本の植民地だったが短い植民地時代では日本人にはなれなかったのかもしれないし韓国が中国思想に染まりすぎているのかもしれない。もしくはいじけている人が多いのか?

恐らく今より昔のほうが台湾はもっと親日だったのではないかと思う、なぜならもっと日本人は寿命で死んでないだろうし、日本より経済的に中国が弱かったから台湾人に残る日本人だけじゃなくて中国人も日本びいきだったのではないかと思う。いっそのことなら台湾と日本は一緒になればいいのにと思うが台湾にも中国よりの人達はたくさんいるだろうからそれも難しいのかもしれない。なぜ日本の報道機関は台湾には日本人がいることをもっと報道しないのだろう?恐らく中国にあまい良くないことを日本はしたくなかった、できなかったのではないかと思う。アメリカの意向に従うのは昔から日本であったことだしアメリカが朝鮮戦争のときに台湾の蒋介石を支援している。日本はアメリカに従うため日本と台湾が一つになるといったことはできなかったのだろう。

しかし今後中国は経済的に弱体化していく可能性がある。ファーウェイの件もそうだし中国を経済的に強くさせることは危険と世界が認識しだすと中国には資金が流れづらくなってくる。そうなると中国は経済的強い国に対しては強く接してこないので日本がそのときに経済的に強ければ台湾と日本は一つになりえるかもしれない。と思いたい。

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