アーティストの作品と人間性について

たまに作品と人間性は全く関係がないそんなの幻想だ、という人がいるけど、僕は作品と人間性は関係が間違いなくあると思う。関係が無いという人は勘違いしているだけだろう。

美しい絵を描いた人は綺麗な心を持っているか?それはただ個人の作品であれば人間性は分かりやすく含んでいる可能性があるが逆に誰かに依頼されたものは人間性を抑えたり隠さないといけない場合はあると思う。そのため綺麗な絵を描いたり曲を作ったとしても綺麗な心があるというわけではないのだ。

個人の作品が綺麗であれば心は綺麗かというとそうでもない。例えばアメリカではマリファナが解禁されているため曲を作っている学生でさえ「マリファナがないといい曲ができない」と言うのである。作品と人間性は逆なのか?というとそうでもない。例えば映画ミッドサマーのアリ・アスター監督のように本人の闇を映画に投影している場合はわかりやすく映画も闇を抱えている。
そのため作品と人格は関係ないと決めつけてしまうと作品の意味さえ間違ってとらえてしまう可能性もある。むしろ現代にアリ・アスター監督のように深く闇を持ち作品に昇華する人がどれだけいるのかは疑問だし、作品に人間性をおもいっきり出しても社会的に価値が無い作品と思われると社会に受け入れられるようなものを作るとなるので作品と人間性は違うとなったりする。それに西洋の昔のアートには作者の人間性がわかりやすく含まれているものもあり作品が人間性と関係ないとはいいきれないのである。芸術と言われるものの中には犯罪者でも素晴らしい認められる作品を作ることができるなら犯罪者の問題を越えて認められることだってあるのだ。芸術だけでないアメリカでは犯罪者が本を出して有名になって社会で認められるということもある。芸術作品の美しさと人間性が合わないなんて考えることがおかしいのだ。自分基準の中で合う合わないときめても意味が無いのだ。

そうはいっても第一印象を信じてしまう人がたくさんいるのは知っている。例えばSNSではインスタグラムで綺麗な写真はだいたい嘘が隠れていているのに綺麗だと思い込む人が多いことや見た目がかわいいからというだけで純粋というイメージをもったりする人も意外と多い。多くの人が表面的なことで簡単に騙されてしまうんだと思う。重症である 笑
まだそれだけならかわいい、海外に出て行った日本人女性が外国人に騙されて殺されるなんていうことはある話で、外国人ということで幻想を抱いてしまう。頭の中はどうなっているのか 笑
成人になっている場合は海外ではかわいそうだけど自己責任である。

ありきたりの商業作品しか触れなければ人間性が出ているものに触れたこともないだろうし、作品から抱く人間性が幻想かどうかなんて考えたことも無いんだと思う。
だから外国産の肉に殺到したりするんだと思うし、だからデマが流れてパニックになってしまうのである。これはもしかして詰め込み教育のせいなのだろうか?

もしかしたら世の中は幻想を信じることで動いているのかもしれない。
好きなアイドルに幻想を抱いて好きなアニメキャラにぞっこんで、インスタグラムで嘘ばかりなのに信じて勝手に鬱になったりテレビを信じてファッション誌を信じてみんな同じ服を着て誰が最初に決めたかさえわからない就職活動で同じ様なスーツを着てそれが元から当たり前だったというかのように幻想を抱いている。就職先人気ランキングなんて変わるものなのに周りに流されて人気だからという理由でランキング企業しか目に入らない。それは日本は平和だということかもしれないけど平和ボケしすぎて大丈夫かと思ってしまう。映画ヘリディタリーで精神疾患が継承されるように仮に平和ボケは継承されるなら日本はヘレディタリーのように何か問題が発生するのかなと思ったりする。日本は過去何度もデマでパニックになっているし。
だから嘘に振り回されることが多いんじゃないかと思う。
それって自分の考えをきちんと持たないことは人間性を失っているんじゃないかと思えたりする。

アーティストは作品を良く見せようと嘘ばかりや変な人ばかりだと否定はするけど何も考えていない人と比べてどっちが人間らしいのか。みんな人間だから人間らしいとか意味がわからないって思う人がいるとしたらそれこそ人間の心を持っていないのか、人間を考えたことがないのか薄っぺらい人なだけ。
アーティストと作品を批判する前に何か幻想を抱いていなかったかも考えてもらいたいと思ったのだった。特にツイッターで有名人の発言なら間違いないだろうと妄信している人とか有名な本だったら間違いないとか、そんなこと一切無いと僕は思うんだけど 笑
すべて最後は自分の経験から考えないとただ妄信。
幻想が原因で批判が起こるなら差別もなくならないんだろうなぁと思ってしまう。

もっと僕も考えるように気をつけようと思った。

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