カリフォルニアの変人達

天才と変人は紙一重と思うことが近頃多い。

僕の先生はアートやプログラムを教えているアメリカの先生。実力はあるし人柄もいい。

だけど、初めて会ったときは変態だと思った。

男なのにスカートをはいて、ロンゲで女性用に見えるショルダーバッグにサンダルを履い通勤している。日本でもしそんな人がいたら危ない人だろう。みんな近づかないと思うし、もう変人、変態扱い。

でもこちらではそんな人でも先生になれるのだ。最初はもう目が点になった。しかも先生はゲイではない。だからだぶん女装が趣味なんだと思う。

アートとプログラムという真逆のことを教えられる人は天才だと僕は思う。なぜなぜそんな人はあまりいないし、アーティストとエンジニアは考えが合わずに論争することさえある。その理解の難しい、水と油のような教科を理解して教えているのだから天才だろう。

変人の話はこれだけではない。

僕が夜バーのトイレを使ったとき、僕の隣にロングスカートをはいて金髪ロンゲで女性用に見えるタンクトップを来た男性がトイレに入ってきて僕の隣についた。もうびっくりした。

僕はいそいそと用を済まして、トレイからでた後その人が出てくるのを見てたけど、その人は何事もなかったように普通にトイレから出てきた。

これがカルフォルニアの洗礼か!!彼はもしかしたら天才なのかもしれない。

でもアメリカはマジで変だ 笑

カルフォルニアの洗礼はまだいろいろある。

変な男の人だけじゃない、変な女の人もいるのだ。

彼女は日本好きなのか、日本のボンタンのようなダボダボの作業服に似たズボンを履いて通学している。化粧とか忍者を意識しているのだろうか、ちょっと暗い感じの化粧。なぞすぎる。

女性は全体の見た目より変な髪形の人をちょこちょこ見るけど。もしかしてアートなのだろうか?あと、男に見える女の人もちらほら。クラスメイトには女から男に性を変えた人もいるけど、アメリカの女性像というのは日本とはやっぱり違う。日本の女性より、髪型とか筋肉の付き方からだと思うが強く見える。

アメリカが変なのか日本が凝り固まりすぎているのか、全くわからないけど日本とは違うことが多すぎるのは確かだ。

ちなみに、見た目じゃないけど面白いのが女性は男性に挨拶するとき、可愛く「ハァアーイ」というけど、友達の女性がきたらすぐに声が低くなって「ヘイ」みたいな変わりようは七変化のようで面白い。分かりやすい。

なんでこんなにも変な人が多いのか、アメリカは移民で成り立っていから見た目の違いで起こる差別に対して敏感だからかだろうか。はっきり言えることは日本より差別意識が高いけど、高いけど差別が起こるでも、問題として取り上げられやすいとも思う。黒人だからアジア人だからと問題になることはあるけど、ニュースでも問題にすぐなるから見た目で人を決め付けることは日本より少ないのかも。だから変な見た目の人が多いのかも。

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