日本のアニメ、漫画とかゲームはイノベーションなんじゃないかという話

イノベーションといえばシリコンバレーという話はきくがアニメと漫画のどこがイノベーションなのかと思うだろう。ここでいうイノベーションとは新しいものが生まれ、社会に受け入れられるという新しいことだというもの。テクノロジーがすごいとかいう話ではない、しかしシリコンバレーで行われている個人によるスタートアップ、新しいことへの挑戦という土台は漫画やアニメに似たところがるんじゃないなかと思った話。

日本はイノベーションが起こりづらい土台があるやスティーブ・ジョブズのような天才はなかなか生まれないという、でも僕は漫画やアニメは常に新しいものが個人から生まれていると思うしそれが世界で人気にもなったりす。それこそチャレンジでありその新しいことが生まれる土台がある日本の漫画、アニメカルチャーはイノベーションを生んでいるんじゃないかと思う。

例えばワンパンマン。これは世界でもかなり人気になった作品だが作者One氏の作品はお世辞にもうまいと言えない。うまいと言う人がいるならその人は絵を知らないか描いことないか、ただあまり正確に物事見てないかと思う。ちなみにこのOne氏の作品が下手というのは世界でもすでに有名な話だ。このワンパンマンのストーリーはシンプルで明らかにいわゆる人気になるストーリーの王道にのっとっているわけではない。王道といえばハリウッドのストーリーのルールなどがある。One氏が数々のストーリーを分析し面白いストーリー構成を考えた上、それをプロットとして書いたものではないと思う。そのためアメリカのアーティストからすると全くストーリーの王道を学ばない人が面白い漫画を書くなんてすごい、と驚くわけである。
この日本は世界の予想を超えたものを製作し世界で人気を得ているというのは個人がチャレンジできるマーケットでありイノベーションなんだと思う。
シリコンバレーではスタートアップがたくさんあってもつぶれているものもたくさんあると思う、このスタートアップがたくさんある理由に失敗を恐れる必要がないというのがあるんじゃないかと僕は想像している。資金をサポートしてくれる投資家や企業が多いんじゃないかと思う。リスクが少ないからこそ新しいことにチャレンジできる、これと同じで日本の漫画、アニメのマーケットは個人が低予算で作れるためリスクが少なくまた漫画を好きな人が多いためいろんなジャンルのものが受け入れられているのだと思う。

そのほかにワンピースの例を考えてると、ワンピースはアメリカのアメコミみたいなヒーローがたくさん出てくるから王道といえば王道なのだが、コンセプトの海賊というものはアメリカの映画を見てもかなり少ないコンセプトだと思う。ある記事によるとパイレーツオブカリビアンを製作するとプロデゥーサーが作曲家に依頼をした際に作曲家は海賊映画でうまく言った例を聞いたことがないとかなり後ろめいた考えを持っていたそうだ。パイレーツオブカリアンより先に海賊マンガとしてワンピースは人気になっている。もしかしたらワンピースの人気をみてディズニーも海賊シリーズを作ろうと思ったのかもしれない。この例からも日本の漫画やアニメは世界の常識を超えていると言えるだろう。逆に言えば世界からすると面白くない漫画やアニメも多いといえるなぜなら面白いという王道のストーリーに沿った話ばかりじゃないのが日本の漫画、アニメだからだ。

イノベーションという新しいものへの挑戦から成功というプロセスと言いなおすとヒップホップのようなロックなようなものなんじゃないかとさえ思う。戦いでありシンデレラストーリーでもある。日本の漫画家が世界を意識せずに描いている人が多いのが良かったのか、世界基準からはぶっ飛んだものを生み出す社会それがまさにヒップホップなんじゃないかなと。

そして日本のゲームもイノベーションの宝庫なんじゃないかなと思う。日本のインディーズゲームはアメリカに比べて大きなマーケットになってないように見えるがそれでも出てくるゲームはアメリカでは出ないであろうと思うようなゲームが出てくる。特に奇妙なゲームが多いのも日本の特徴。でもそれは独創性があり面白いとも言える。例えばゲームの「蚊」とか。フリーゲームで言えば「if きのこたけのこ 戦争」など斬新なコンセプトだと思う。アメリカではプレイあまりされてないとはいえ発想は面白いものがあるのだ。今では個人もアプリ開発ができるようになったのでさらにこの世界からすると変わったゲームで人気を得るというプロセスは加速するのではないかと思う。

ゲームや漫画などに関連してヴァーチャルユーチューバーというのがある。これは日本独特だと思しこの発想が出てきたこともイノベーションだ。このようにサブカルチャーはアメリカのシリコンバレーに負けないぐらいチャレンジが行われているんじゃないかなと感じる。

日本はアニメと漫画の国と思われやすい原因の一つに個人が漫画、同人誌などに参入しやすくコンテンツをたくさんつくれる土台があったからなんだと思う。今は日本はゲームの国と言われなくなりつつあるが、個人の参入者が増えればそのイメージは変わるだろう。そしてゲームの国、マンガの国、アニメの国と思われるほうが、日本の将来、日本人に対して外国人の味方も増えるのでもっと投資家や企業がお金を個人に投資してほしいと思う今日このごろ。

プログラミンや新しい技術革新というのも重要だけど今ある強みをもっと伸ばすことは重要なんじゃないかなと思う。そして残念なのが日本はエロコンテンツの産出トップカントリーだと思われていること。たしかにそれはイノベーションなのかもしれない、エロを超えて芸術にさえ見えるコンテンツはあると思う。

これらのイノベーションはインターネットが出てきてから加速していったと思われる。
日本のアニメのようなキャラをコンセプトにしたアメリカの3Dコンテンツの「RWBY」。
もとは個人製作で作っていたキャラなわけで、個人製作時からファンを獲得していってその結果もあり人気が出た作品だと思う。お世辞にもアニメはクオリティが高いとはいえない。
僕は日本の戻ったさいに3Dで作られたアニメがあるよ、すごいいいよって見せられたのがRWBYだった。これのどこがすごいのか、と疑問に思いつつ、そんな僕の気持ちとは反対に人気がるという現実があり、今までの常識では考えなれないプロセスで人気を得ているわけである。インターネットがイノベーションを加速しているのは間違いない、なぜならインターネットにより個人が参入しやすくなっているからだ。日本ではマンガもアニメもクオリティがどんどん高くなっているが、実はクオリティが低くても売れるんじゃないのか?というのがRWBYからもワンパンマンからもわかる。常識を覆すことは守りに入っている企業にはなかなかできないので個人の力が必要なのだ。
このことから漫画、アニメ、ゲームは日本でイノベーションが生まれないと言われているのとは反対にどんどん生まれているように見える。

そして、アニメや漫画など以外でも資金面でリスクがなくなれば日本でもイノベーションというのは起こるだろうなぜなら、すでにアニメや漫画やゲームで起こっているのでイノベーションの土台はあると思われるからだ。

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コメント

  1. マルテンサイト・山陰サムライ より:

    ルパン三世のマモーの正体。それはプロテリアル安来工場で開発されたSLD-MAGICという高性能特殊鋼と関係している。ゴエモンが最近グリーン新斬鉄剣と称してハイテン製のボディーの自動車をフルスピードでバッサリ切り刻んで、またつまらぬものを斬ってしまったと定番のセリフ言いまくっているようだ。話をもとにもどそう、ものづくりの人工知能の解析などを通じて得た摩耗の正体は、リカバリー性も考慮された炭素結晶の競合モデル/CCSCモデルとして各学協会で講演されているようだ。