【ネタバレ】パージ エクスペリメント 怖くないホラー

僕はパージシリーズを見ていなくて今回が初めて見るパージ映画だ。

見終わった思ったことは「う、うそー。これ怖くない!」だ。

あまり怖がらず見ることが出来たのは良かった。僕は怖い映画は苦手だからドキドキしてみていたけど拍子抜けした気持ちにもなった。
なんで怖くないのかを説明しながらのネタバレ。

殺戮シーンはあるのにほとんどグロくない。気持ち悪いと思ったものはマスクぐらいで差つくりシーンのほとんどはあっさりしている。

怖いマスク


設定上、実験するために一定の地域にとどまってその地域だけは12時間合法的に殺戮をしていいというもんだけど、この設定を聞くと隔離されたホラーってソウとかグロいイメージ、バトルロワイヤルとかアニメカイジとかキューブとか怖い緊張感があるのを想像してたけど全く違った。

緊張感が無いシーンでは人形に爆弾を設置してあってそれが爆発するんだけど爆発中に明るい音楽がかかる。爆発のエフェクトも殺傷能力がありそうに見えない派手でない爆発。

映画の最初に出てくるスケルターというやつは見た目は異常な感じで何かやばいことをやってくれそうだった。人を殺しまくるけど思ったほど異常ではなかった。

しかも最後で主人公たちが追い込まれているときにスケルターが追い込んでいる銃をもった集団の後ろから出てきた殺しまくる。たまたま出てきた設定だったとしても主人公達を少し助けたようになってて怖さが半減した。しかも銃で撃たれてあっさりやられてしまう。

ギャングのボス、ドミトリは悪いやつかと思ったらみんなを助けるヒーローでしかもギャングのやばい抗争があるかと思ったらほとんどない。さらにドミトリが最後に人を助けにアパートに乗り込んで敵を倒していくのだけど、倒した敵から防具も取らず筋肉ムキムキのシャツ一枚で乗り込んでいく。ドミトリのアクションもなかなかうまくて途中からアクション映画かなー?とか思っていた 笑

ナイアが足をひっかけられて少し引きずられるんだけど、その引きずった人が変態。
ナイアの股間を触ろうとしてナイアにスプレーをかけられて一瞬でやられる。変態とか出てくると緊張感もホラー感もなくなってくる。

トレーラーとかで出た怖そうな角のあるマスクの人が実際は怖い人じゃないこともさらに拍子ぬけた。「へい、よー、スケルター見た?」とちょっと甲高い声で聞いてきて、全然怖くないって思ってしまった。マスクだけか 笑

政府から支給されたトラッキングできるコンタクトレンズがSFっぽくてホラー感がない。この目が光っているのが怖いと思うシーンもあるけどSFっぽく見えるのは怖さが減少したと思う。

ちなみにハロウィーンの映画のポスターが張ってあるのは気づいた人はいるだろうか?おそらくアメリカでハロウィンが公開させる前にこの映画が公開されているのでハロウィンの宣伝だと思う。ハロウィンとパージ エクスペリメントは制作会社が一緒だ。

まとめると、

・グロくない

・最後あたりからアクションシーンが目立つ

・SFっぽい目

・筋肉ムキムキアピール

・エフェクトが派手でない

・音楽も明るいのが一部使われている。

・変態がでてくる。

・極限の

感想

サイコロジカルシチュエーションスリラーということらしいが、スリラー感が少ないのと極限状態の心理の緊張感があまり伝わってこなかった。どうしても極限状態って思うとソウとか他のホラーを思い出しちゃって極限に感じなかった。

シリーズ類型は興行収益が500億円越えだけどこの映画は130億円を超えで約半分の69億円がアメリカ国内での収益なためアメリカの情勢を反映していてそれに共感できない人はさらに面白さを感じづらいかもしれないと思った。キプロスやブルガリアやスウェーデンなどでは興行収益が極端に低く、反対にスペイン、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツなどのアメリカに関心が高いところでは興行収益が高い。とても西洋なスリラーでアメリカっぽい映画だと思った。制作費は約13億円なので成功した映画だ。

そうはいってもアメリカのアマゾンの評価と世界のレビューサイトTotten tomatoesによると評価はよくない。アメリカの人の多くは刺激になれちゃっている人が日本よりも多いと思うのでもっと差別とかもっと恐怖がないと面白くないと思われる。銃での撃ちあいや暴徒化する人々もアメリカの現状を見せている。見る人によっては白人が黒人をいじめる映画でそれはアメリカがいつも抱える問題でそういうことを考えさせられる映画だったから楽しめたという人もいる。つまりこの映画はアメリカの現実であってこの映画を見て恐怖を感じないのはアメリカの現実をわかっていないということだ。映画内にはギャングだけでなくほかの危ない組織KKKもでてくる。アメリカには実際にいる組織だし黒人を差別しているのは有名だ。それにスケルターのような頭のいかれたやつもアメリカにはいると思うのでアメリカの現実を見せる映画だと思う。でも偏りすぎている内容にアメリカの現実の悪いことろを集めた映画にも見えてアンチアメリカの映画だと僕は感じる。見方によるとこの映画は映画であって映画じゃない、それはプロパガンダもしくはアメリカの現状を知る教育目的の映像なんじゃないかとさえ思えてくる。とても政治色が強いと感じる。また政治色がなくとも意図して人に影響を与えて操作させようと見えるものは広い意味でプロパガンダとなる。不人気の反面、人気も不人気と同じく多かったのも黒人の扱いが平等じゃないという意識が根強くアメリカにあり黒人の監督だから見たいとか、黒人視点で作られているからそれを尊重したいなどもあったと思うことから黒人と黒人問題に敏感な白人に興行収益を支えられた映画だと思うのだけど、でも黒人視点で映像つくるならアジア人が中国人っぽいのしか出てこないし黒人に差別されるアジア人多いんだからそれにも触れてないしちょっと偏った内容すぎていると思った。偏りはあるもののアメリカを知るには面白い作品だと思う。アメリカではストライキをする人も多いし、テレビのニュースでは暴徒化している人も放送されたり、黒人が頻繁に警察に殺されたり、黒人のホームレスは増加していて貧困の拡大を感じる。アメリカでは銃を持って車で暴走というのも現実にある話なのだ。だからこそエンターテイメントとしては失敗しているといっていいほど不評な意見も多い作品なのにアメリカで関心を持った人が多かったのだと思った。僕はアメリカでは僕の想像を超えた黒人と白人問題に関心を持っている人が多いのだと思った。アメリカの学校では黒人白人問題はどこでも話題になるし、いいたくないけどまたその話題って思うぐらい違うクラスで出てくることもある。日本でどれだけ人気になるのか気になるところである。日本でもアメリカのこの現状に興味関心があれば人気は爆発的になるだろうし関心があまりなければ、ホラーは苦手だけどホラーを見ることができるちょっとしたお化け屋敷感覚の映画としてみるぐらいだろう。似ている状況の日本の映画はシンゴジラだと思う。これはそこまでプロパガンダでもないし教育要素もないけど日本でも賛否が分かれ、日本の状況が強く反映されていて海外ではあまり人気がなかった。

監督のジェラルド・マクマリー

今までのパージシリーズとは違う監督が採用された。そういったこともあって黒人視点での作品に仕上がっていると思う。

撮影で本当にスケルターがナイアを舐めていて、ナイアは女優としてよく頑張ったなーと思った。

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