日本は思ったより物価が高くないのかもしれない

よく日本が発展途上国より給料も物価も高くて、景気が悪くてもそれらの国からすればとてもめぐまれている!

という話を聞いたことがあると思う。
これは正しいけど、意外と発展途上国で生活している人の中には日本のサラリーより稼いでいる人がとても多いんじゃないかと思ってしまう。

アメリカでの話しだが、カリフォルニアでランチを食べようと思えば余裕で1000円超える。物価が多少高いとは思っていたが結構高い。

日本のビックマックが370円アメリカは$3.99(1ドル110円だと438円)約1.2倍の価格だから対したこと無いと思えるとは思うが、実際に周りのレストランや弁当など買うと日本だと500円で満足するものが買えるのにこっちでは変えない。1.2倍どころではない!

一般的な日本の給料では生活が苦しくなると思われる。

日本人の留学生達が自炊したり節約しているなか、他国の留学生は自炊もしない人は少なくない。学生でも毎日スタバなどでドリンクを買えば余裕で一日の食費は2500円を超えると思われる。ある学生によると自炊する時間があるなか勉強すると言っていた。うーん、勉強してない人も多いんだけど。。。クラスによっては死ぬ物狂いでやらないといけない宿題もあるからわからんでもないが。

僕の周りには超富裕層と言われる中国人留学生を見たことないが、少なからず富裕層には見える。オシャレをしている中国人はブランド物の服でなくてもかなりお金を使っているように見える。彼女ら彼らは勉強より遊びをとることがあるので単位を落としたりする。授業料も安くないが、そんなこと知ったことじゃないと言わんばかりに、また同じ授業をとる。平均の卒業年数が6年ぐらいと聞いたのでそれもうなずける話で、家賃を含めると普通の日本人家庭が同じ年数で卒業できるとは思えなかった。

僕は早く卒業する予定だし、単位も日本の大学の単位をトランスファーしてるから受ける授業も少なくてすむ。さらに家賃も安いところで住んでるから問題ない、でも学校から遠い。それとは対照的に中国人の友達は学校から10分圏内に住み16万以上、人によっては20万以上の家賃を払いながら6年通うのである。一日食費2500×30日=75000円、家賃16万としたら24万5千円、それにデート代や学費、テキスト代、交通費などかかるので30万は月にかかっていると思われる。服や旅行が好きなこだともっとかかるわけだからすごい。

大学生一人に30万以上かかっている家庭が日本の家庭はそんなに多くないと思う。
年間で生活費で360万、6年間学生生活をおくれば2160万、学費は学校、学科によるけど2000万から3000万として、合計4000万オーバー。何度も授業を取り直す人や車など高級車とか買ってる人もいるから卒業までに必要なお金は5000万以上の学生も多くいると思われる。

たぶんだけど、日本で起業して稼いでいる人が少なく、インド、中国などはビジネスを家庭が日本より多いから稼いでいるんだと思う。

何人かの中国人留学生にきいたが、親はビジネスをしていたり、中国共産党関連の職だったり。まぁお金に困らないような家庭と思われる。

このままだと日本の価値はどんどん安くなっていくのではないだろうかと思った。
ものすごく働くのに給料が低い、食べ物も安い。いろんなコストが安い。コストが安いのはいいが、稼ぎが少ないので給料も上がらないとなる。

中国やフィリピン、インドは日本の人口より多い人々がいるが、いつかそれらの国の平均年収が日本を抜く可能性もありえなくはないと思えてくる。人口が多いのでビジネスをする人口も必然と多くなる。

日本の就労人口は約6500万人。この人数は13億人の中国と12億人のインドのたった約5%と同じで、この5%がビジネスで稼いでいたとしたら、もう日本人より中国、インドは裕福だとも言えるのかもしれない。この5%は中国人やインド人のチャレンジ精神からするとありえそうに見える数字でもある。知っているだろうか?みんなでは中国人留学生の20台前半の子達でも卒業してビジネスしたい!という人が何人もいるのだ。少なからず僕の周りでは何人もいて驚いた。

日本の大学を出ても使えないから給料も安く、日本のエリート大学を出てているからといって安心できることなのだろうか?
経済成長とよく言われるけど、外貨などを稼ぐようにしていかないと経済成長はあまりみられないんじゃないだろうかと、非常に危ういものを感じる今日この頃。

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